[メイン] GM : OP1 『日常との別れ』 登場:HO1

[メイン] うずまき ナルト : 35+1d10 登場/リザレクト (35+1D10) > 35+5[5] > 40

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 35 → 40

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : MB市、そこは裏で巻き起こる戦いを除けば平和でよくある街

[メイン] GM : ”表”では、皆が平和に暮らしているわけで、それは今日も変わらないはず…だった

[メイン] GM : その日は雨が降っていた
少年うずまきナルトは、学校の帰りに人通りのない路地裏を通りかかる

[メイン] うずまき ナルト : 「…………チッ」

[メイン] うずまき ナルト : 金髪と青い瞳の少年は……傘もささずに、道を歩いていた。

[メイン] うずまき ナルト : よく見ればその少年の頬には、殴られた痕のようなものもあり……。

[メイン] うずまき ナルト : 背負うリュックサックも傷だらけであった。

[メイン] うずまき ナルト : 眉を顰めながら、表情を曇らせ、重たい足取りの中、帰路を
とぼとぼと進んでいく……。

[メイン] うずまき ナルト : 「………家族がいねぇからって、なんだってばよ……クソッ」

[メイン] うずまき ナルト : 大きな独り言を呟く。まるで恨み言のように
誰かに、胸の奥にある怒りをぶつけているかのように。

[メイン] うずまき ナルト : そう─────この少年は……通う学校で、いじめられていた。
友達と呼べるような者も、誰一人としていなかった。

[メイン] うずまき ナルト : 喧嘩っ早いことが、彼の見た目を見れば明らかであろう。
今日も、自分に対する悪意に抗おうと、拳を振り上げていたのだ。

[メイン] うずまき ナルト : そんなことをすれば、より孤独になることも本人は分かっていた。
分かっていながらも、どうしようもすることができず
今はただ、雨に打たれる傷口から走る痛みを、歯を食いしばって我慢していた。

[メイン] うずまき ナルト : 「…………痛ェ……」

[メイン] GM : 雨が降る路地裏
まず人も通らないような、汚く薄暗いところを通りかかる
それが日常の一部に入ることの是非は置いておくとして、それが少年の日常だった

[メイン] GM : その時、いつもの道と違うところに気が付く

[メイン] GM : そこには一人の人影があった
その人影は路地裏の影に隠れるように倒れていた

[メイン] うずまき ナルト : 「……………?」

[メイン] うずまき ナルト : 視界に入り、すぐに感じ取ることができた、日常の中の違和感。
そちらの方へ、目をやると……。

[メイン] 黒木舞 : それは一人の少女だった
ただ少し、他の少女と違うところは…マイクロビキニ姿であること

[メイン] うずまき ナルト : 「…………」

[メイン] うずまき ナルト : 「……えっ!?!?」

[メイン] うずまき ナルト : ギョッとした、目を大きく開けながら、倒れる少女を見る。

[メイン] うずまき ナルト : な、なんで裸の女の子が!?外にいるんだってばよ!?
……て、てか!そうじゃねェ!!

[メイン] うずまき ナルト : 少年はその思考に入る中で、もう既に駆け出していた。

[メイン] うずまき ナルト : 「だ、大丈夫か……!?」

[メイン] うずまき ナルト : 雨に濡れ、冷たくなっている肌の女の子へ
そっと肩の下に手を入れ、せめて汚い地面から頭だけでも離してあげようと。

[メイン] 黒木舞 : 「ん………」
その声にゆっくり頷きながら、呻き声を上げる

[メイン] うずまき ナルト : ……!良かった……!生きているってばよ……!

[メイン] うずまき ナルト : 「と、とにかく……!」
少女に背を向け……そのまま、少女を自分の背に乗せる。

[メイン] うずまき ナルト : 「………今、あったけェ場所に行くからよ……!もう少し踏ん張ってくれ……!」

[メイン] うずまき ナルト : 少年は、怒りのままに行動を起こしていた。
目の前の少女が、ほぼ裸も同然のような格好をしている、ということよりも。
……雨の中、野ざらしにされている少女に……自分の姿を、重ねたのだった。

[メイン] 黒木舞 : 「……ありが、とう…」
小さく呟きながら、ナルトの背に揺られる

[メイン] うずまき ナルト : 「……………べ、別に……こんくらい、普通……だってばよ」

[メイン] うずまき ナルト : 少し意地を張るように、そして恥ずかしそうにそう返す。

[メイン] うずまき ナルト : 「………な、なァ……なんで、お前はあそこに……
 …………いや、話したくねェことの一つや二つ……あるよな」

[メイン] 黒木舞 : 「………お父さんに、追い出されたの」

[メイン] うずまき ナルト : 「……………!」

[メイン] うずまき ナルト : 「………父親に……?」
少女を背負いながら、ナルトは……握りこぶしに力が入った。

[メイン] うずまき ナルト : 「………そっか……お前"も"……か」

[メイン] 黒木舞 : 「……?」

[メイン] うずまき ナルト : 「………あ、い、いや……」
本当は、あまりに他人に話したくないことだったのだが……。
すっかりナルトは、少女に対し、共感を覚えていた。

[メイン] うずまき ナルト : 同じような境遇に、感じられたから……。

[メイン] うずまき ナルト : 「………オレもさ……父ちゃん母ちゃんに、捨てられてんだ」

[メイン] うずまき ナルト : 「……へへっ、オレら、似た者同士だな?」
少し口角を上げ、へらへらと笑いながら。

[メイン] 黒木舞 : 「……そう、なんだ…」
ナルトの背中の上で、悲し気な顔をしながら

[メイン] 黒木舞 : 「…確かに、そう…かもね」

[メイン] うずまき ナルト : 「……………」

[メイン] うずまき ナルト : 「………オレ、うずまきナルトってんだ
 ……お前は?」

[メイン] 黒木舞 : 「……舞。 黒木舞」

[メイン] うずまき ナルト : 「……舞、か…… ……へへ、いい名だな」

[メイン] うずまき ナルト : 「……とにかく!体あっためられるスープとか!
 あと服とか!ウチんとこに用意させっから!
 もう少しだ!我慢、できるか……?」

[メイン] 黒木舞 : 「…うん」

[メイン] うずまき ナルト : ぴちゃぴちゃと、濡れた地面を走る音。

[メイン] うずまき ナルト : 二人の影が、雨の奥に消えて行くのだった。

[メイン] うずまき ナルト : ─────この出会いが、ナルトの"日常"を大きく変えていくのだった。

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] GM : OP2 『日常を壊すもの』 登場:HO2

[メイン] 暁美ほむら : 42+1d10 登場/リザレクト (42+1D10) > 42+6[6] > 48

[メイン] system : [ 暁美ほむら ] 侵蝕率 : 42 → 48

[メイン] ブレイズ : 34+1d10 登場/リザレクト (34+1D10) > 34+8[8] > 42

[メイン] system : [ ブレイズ ] 侵蝕率 : 34 → 42

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : その日、MBUGNの支部に所属しているエージェントたちは支部長に呼び出された

[メイン] GM : 何故かは聞くまでもなくわかるだろう
任務が来たのである

[メイン] 北上 : 支部長を務めるRBの北上は、椅子の上に胡坐をかくというだらしない姿勢でご飯を食べながらというだらしない恰好でエージェントたちを迎えた
もちろんMBUGNらしく服装はマイクロビキニである

[メイン] ブレイズ : そんな北上に待ち受けていたのは────

[メイン] ブレイズ : 「ハロー北上!相変わらず今日も元気そうじゃない!」

[メイン] 暁美ほむら : 肩にかかるほどの長い黒髪を靡かせながら
何も言わずに席に着く

[メイン] ブレイズ : 黒髪の、マイクロビキニを着た女からの────ハグ。

[メイン] 暁美ほむら : 名前と裏腹に、冷たい印象を感じさせる瞳は。誰を見るでもなく
ただ、空を見つめていた

[メイン] ブレイズ : 一見、というか書かれた文字だけで頭おかしな状態だと思えるが。
これはブレイズなりの挨拶の仕方であった。

[メイン] 北上 : 「ちょいちょい暑苦しいって~」
とは言いつつ特に怒るようなこともなく受け流す

[メイン] ブレイズ : 事実、ブレイズはこのMB支部に来てからあいさつ代わりのハグを出会う人ばかりに何度も繰り返しており。
最初は戸惑われたものの、最近はまたいつものハグね…という反応ばかりであった。

[メイン] ブレイズ : 「アハハ、お互いの熱を感じられるってのはいいことよ?
 生きてる、って感じがして心地いいもの!」

[メイン] ブレイズ : ニッ、と笑いながらも、北上にグッドサインを送り。

[メイン] ブレイズ : 「さぁ~て、次はほむらちゃん……
 ……いいわよね?」

[メイン] 暁美ほむら : 喧騒へと目を向け、少々ため息をこぼすと足を組みながら、伸びをする

[メイン] 暁美ほむら : 「よくないわ、要件はハグじゃない。依頼だもの」

[メイン] ブレイズ : と、空を見つめるほむらに、ニシシといたずら小僧のような顔を向ける。
まあ同性であっても法に問えれば一発でアウトだろう。

[メイン] ブレイズ : その言葉に、耳をしなだらせる。

[メイン] ブレイズ : 「ちぇ、今日こそは狙えると思ったんだけどな~
 ま、とはいえほむらちゃんの言う通りだものね」

[メイン] ブレイズ : と、近くにあった椅子を引き、とすっ、と席に座る。

[メイン] 北上 : 「そーそー、今日は2人に依頼があるんだよ~」

[メイン] ブレイズ : 「依頼、ね。
 私たちに仕事が割り振られたってことは────こういうこと、よね?」

[メイン] ブレイズ : ちらりと北上に目を向けて。
そして自身の黒マイクロビキニを、軽く引っ張りつつも。

[メイン] 北上 : 「そそ、MB案件ってやつ」

[メイン] 暁美ほむら : 「……コレ、ね」

[メイン] 北上 : 「んっとねー、MB本部から2つ仕事が来てるんだけど~
 その片方を2人にお願いしよっかなーと思ってね」
ほむらに対し目で頷きながら

[メイン] 暁美ほむら : 「二つ……珍しいのね」

[メイン] 北上 : 「人が少ない支部に仕事寄こし過ぎなんだよね~」
ブーブーと意味のないブーイングをしつつ

[メイン] 北上 : 「2人に頼みたいのは何かって言うと~…ズバリ、人探しです」

[メイン] ブレイズ : MB案件────UGNであれば聞きなれた事のあるはずの言葉だ。
世界中の人々がMBを着てしまう怪奇現象が起こり、それが凶悪なジャームが引き起こしている……という、現象。
厄介なことに、MBを着た者には、相応の力が与えられる。
そのため、MBにはMB。UGN内ではこれが鉄則となっている。

[メイン] ブレイズ : 「あら、人探し?」

[メイン] ブレイズ : ちらりと顔を北上へと向ける。

[メイン] 北上 : 「ほい、これこれ~」
と資料を投げて渡す
そこには、一人の少女が逃げ出す姿を捉えた写真と共に
『マイクロビキニのRB』と注釈が振られている

[メイン] ブレイズ : 「へえ……」

[メイン] 北上 : 「どうもね~、逃げ出したらしいんだよ。この子が。『クラックト・シーシェル』から」

[メイン] ブレイズ : パシッ、となんなくキャッチ。
そしてちらりと写真に目を向け。

[メイン] ブレイズ : 「…………!」

[メイン] ブレイズ : 「……そりゃー、私たちに手が回されるわけだわ」

[メイン] 暁美ほむら : 「…絶対的な力を持つセルからの脱走者、こちらで最優先に保護する、というわけね」

[メイン] ブレイズ : 『クラックト・シーシェル』。
それは、MB化を引き起こしたセル。”ミクロビキニ"というマイクロビキニのジャームを引き金として、MBの着用……そして、一般人のオーヴァードへの覚醒現象を引き起こす凶悪セル。
加えて、力もあるのだから質が悪い。

[メイン] 北上 : 「そういうこと~」

[メイン] ブレイズ : 「マイクロビキニのRB……何だか、”ミクロビキニ”を思い出すわね
 ん、ということは追っ手なんかもありそうね?」

[メイン] 北上 : 「そう、追手もそれなりのが出てくる可能性があるってわけ
 気を付けてね~」

[メイン] 北上 : 「そ、れ、と」
「”もう一つの案件”に関わることだけど…最近ここMB市で非マイクロビキニのイリーガルやフリーランスがどんどんMB化してるみたいなの。
 理由もまだ不明だけどね」

[メイン] 北上 : 「こっちはあたしが調査する予定だけど、一応、気を付けてね」
口調こそフランクだが、真剣な目を2人に向ける

[メイン] 暁美ほむら : 「……了解したわ」

[メイン] ブレイズ : 「……ん、もう一つの案件って言ってたわね?
 ということは……」

[メイン] ブレイズ : と、ちらりと北上に目を向けた。
その瞳の眼差しは、先ほどまでのだらしないものではなく────支部長。

[メイン] ブレイズ : 「……ええ、それならお願いするわ
 北上も何かあれば、私たちに連絡ちょうだいね?
 同じ────MB支部の一員なのだから、責任は取るもの」

[メイン] 北上 : 「了解了解。困ったときはどんどん頼らせてもらうよ~」

[メイン] 暁美ほむら : その様子を感情の読めない目で見つめ

[メイン] 暁美ほむら : 「それじゃあ、私は先に行くわ」

[メイン] 暁美ほむら : 黒い髪を靡かせ、部屋の外に去っていく

[メイン] ブレイズ : ほむらの様子に、おっと、と声を漏らし。

[メイン] ブレイズ : 「それじゃ、これ以上は自分の足で……というなら私も失礼するわ
 あの子を迷子にさせてもいけないもの!」

[メイン] 北上 : 「頼んだよ~」

[メイン] ブレイズ : 手をひらひらと振り、北上に向けて。
その声に、立ち上がり───扉を出ていく。

[メイン] ブレイズ : 「……強大な力を持つセルから抜け出してきたRB、ね」

[メイン] ブレイズ : 果たして、RB一人が今も追っ手に捕まることなく、逃げ切れるのだろうか?
『クラックト・シーシェル』の力があれば、少女一人を捕まえる事なんて容易い。
ならば────少なからず、協力者がいるはずだ。

[メイン] ブレイズ : 「さぁて、それじゃあ……」

[メイン] ブレイズ : 「鉄は熱いうちに打て、とは言うからね!」

[メイン] ブレイズ :  

[メイン] ブレイズ :  

[メイン] ブレイズ :  

[メイン] 暁美ほむら : 『着火』 登場:自由

[メイン] 暁美ほむら : 48+1d10 登場/リザレクト (48+1D10) > 48+10[10] > 58

[メイン] system : [ 暁美ほむら ] 侵蝕率 : 48 → 58

[メイン] ブレイズ : 42+1d10 登場/リザレクト (42+1D10) > 42+6[6] > 48

[メイン] system : [ ブレイズ ] 侵蝕率 : 42 → 48

[メイン] 暁美ほむら :  

[メイン] 暁美ほむら : ほぼ衣服を身につけていない
裸同然…いや、むしろ裸の方がマシとも言える格好でほむらは歩く

[メイン] 暁美ほむら : が、異様な事に誰もそれを気に留めない
騒ぎどころか、ざわめき、動揺さえも見当たらない

[メイン] 暁美ほむら : 一種の記憶処理
MBエージェント達の姿は一般市民には普通に見えているのだが…

[メイン] 暁美ほむら : 「…それでも、半端に力になる程度なら。こんな衣装は御免だったわね」

[メイン] 暁美ほむら : 朱の色が差す真っ白な頬を誤魔化す様に髪を靡かせると、ブレイズの方へ視線を向け

[メイン] ブレイズ : 「あはは、まあねえ~」

[メイン] 暁美ほむら : 「成人だものね、貴女は、より恥ずかしいと思うわ」

[メイン] 暁美ほむら : 特に悪意なく感想を呟き、次に

[メイン] ブレイズ : 頬をぽりぽりと掻く。
ブレイズの頬にも、また薄らと赤くなっていた。

[メイン] ブレイズ : 「うっ!!!!」

[メイン] ブレイズ : それを言われると、よけ~~に恥ずかしくなるような……

[メイン] ブレイズ : きょろきょろと、辺りを見回す。
こちらに目を向ける人なんていないのだが、それでもやはり、こう……
……はずい。

[メイン] 暁美ほむら : …余計な心配をさせてしまった様だ

[メイン] 暁美ほむら : 片眉を顰め、変わらず空気が読めない自分に溜息を付くと

[メイン] 暁美ほむら : 「任務に集中しましょう、どうせ相手も同じ格好なのだから」

[メイン] ブレイズ : いくら開幕ハグを行うアメリカ育ちのブレイズとはいえ、恥ずかしいものは恥ずかしい。
接触よりも見られるのが恥ずかしいというのもおかしな話なのだが、そうなんだからしょうがない。

[メイン] 暁美ほむら : 少なくとも街中で、水泳向きとは思えない水着を着ている人間なんて
それこそMB関連の人間だけだろう

[メイン] ブレイズ : 「あはは、まあある意味わかりやすくて助かるかもね
 ……あ、そういやさ、ほむらちゃん?」

[メイン] 暁美ほむら : 「?」

[メイン] ブレイズ : ブレイズが照れている隙にも、次に次にと進んでいく彼女の背中を見ながら。

[メイン] ブレイズ : 「あなたもこれ、着てるのって……
 自然になっちゃった口?それとも、”自分から”着ようとしたの?」

[メイン] ブレイズ : と、彼女の背中を追いかけながら質問を問う。

[メイン] 暁美ほむら : 「…“武器”が欲しかった、それだけよ」

[メイン] ブレイズ : 待って待って~!と、少し小走りになりつつも。

[メイン] 暁美ほむら : 「貴女はどう?」

[メイン] ブレイズ : 「……今の子どもっていうのは、なんともませてるのね」
と、苦い顔で答えながら。
……女子中学生が、力のために、こんなMBを、ね……

[メイン] ブレイズ : 「あら、そりゃあもちろん……
 私は本部エージェントだもの。
 上から言われた任務ならこなすのが、私の流儀よ」

[メイン] ブレイズ : と、ほむらに追いつく。
その手には────端末が握られており。

[メイン] ブレイズ : 「”こっち”も、言われた通り持ってきたしね」

[メイン] ブレイズ : ニッ、と笑い。
その端末に映されていたのは────。

[メイン] ブレイズ :  

[メイン] ブレイズ : ・マイクロビキニのRBについて
情報:UGN

[メイン] GM : 難易度8 / 16の2つあるよ~
高い方抜けば低い方も抜けるよ

[メイン] ブレイズ : じゃあどっちも抜いちゃおう!

[メイン] ブレイズ : 10dx+1=>16 (10DX10+1>=16) > 10[1,1,1,5,6,8,8,9,9,10]+10[10]+10[10]+4[4]+1 > 35 > 成功

[メイン] ブレイズ :  

[メイン] ブレイズ : ……なるほどね。
『クラックト・シーシェル』……やっぱり、油断ならない相手だ。
UGNを打ちまかすセルなんて、よほどの力がなければ無理。
そのよほど、を持ってる……わけなんだけども。

[メイン] ブレイズ : その中から何故か脱出。
そしてもって────「非MBをMB化させる力」……
ミクロビキニの力に、似てる力……こんなの、あいつらから大事にされて当然の子だね。……この子の使い方で、悲劇か喜劇か変わっちゃう。

[メイン] ブレイズ : こりゃー、手の打ち方を変えた方がいいかもね。

[メイン] ブレイズ : 「……と、こんな感じだったけど……そっちはどう?」

[メイン] ブレイズ : ひらひらと端末を見せながら。

[メイン] 暁美ほむら : 「取り掛かるわ…」

[メイン] 暁美ほむら :  

[メイン] 暁美ほむら : 追手について 情報:ウェブ

[メイン] GM : 難易度9だよ~

[メイン] 暁美ほむら : 1dx+1 (1DX10+1) > 10[10]+2[2]+1 > 13

[メイン] 暁美ほむら : 「…追手の情報はこんな所ね」

[メイン] ブレイズ : ありがと~、と軽く礼を言ってから。

[メイン] ブレイズ : 「へえ…中々のやり手そうね
 これじゃあ、私たちでも追い払うのには……骨が折れるかしら」

[メイン] 暁美ほむら : 「そうね……より一層、例のRBを見つける必要が出てきたけれど…」

[メイン] ブレイズ : 言葉は軽いが、表情は硬い。
UGNも軟弱な組織ではない。オーヴァードの専門として、戦闘技能も兼ね備えているエージェントは何人もいる。
だが────それをもってしても、敗北したというなら。
MB、そして”ブルーフレイム”の凶悪さが増すばかりだ。

[メイン] ブレイズ : たらり、と冷や汗を垂らすも。

[メイン] ブレイズ : こくり、と頷き。

[メイン] ブレイズ : 「いよぉっし、それじゃあお姉さんと空の散歩と行こうか!」

[メイン] ブレイズ : 辺りに誰もいないのを確認してから────ほむらを抱え、大ジャンプ。

[メイン] ブレイズ : 秘密結社であり、情報能力に優れたUGNですら見つからなかった。
であれば────あとは、地道に探すしかないだろう。

[メイン] ブレイズ : それに、多少の違和感も情報操作に任せてもらおうか!

[メイン] ブレイズ : そうして、ブレイズと、彼女に無理やり連れられたほむらは飛び立っていく。

[メイン] ブレイズ : マイクロビキニのRB────黒木舞の残した、熱を探すために。

[メイン] ブレイズ :  

[メイン] ブレイズ :  

[メイン] ブレイズ :  

[メイン] GM : Trigger 『火蓋は切って落とされた』 登場:任意

[メイン] 暁美ほむら : 58+1d10 登場/リザレクト (58+1D10) > 58+4[4] > 62

[メイン] うずまき ナルト : 40+1d10 登場/リザレクト (40+1D10) > 40+8[8] > 48

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 40 → 48

[メイン] system : [ 暁美ほむら ] 侵蝕率 : 58 → 62

[メイン] ブレイズ : 48+1d10 登場/リザレクト (48+1D10) > 48+2[2] > 50

[メイン] system : [ ブレイズ ] 侵蝕率 : 48 → 50

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 雨をどうにか凌げる廃墟の中で、一人の少女がスープを啜っていた

[メイン] 黒木舞 : 「……おいしい」

[メイン] うずまき ナルト : 「!」

[メイン] うずまき ナルト : 隣に座るは、金髪の少年
その様子をハラハラしながら見ていたが。

[メイン] 黒木舞 : 寒さで強張っていた顔が、暖かさでほぐれるように緩んでいく

[メイン] うずまき ナルト : 「……へへっ!それなら、良かったってばよ!」
にしし!と笑いながら、鼻の下を指で擦る。

[メイン] 黒木舞 : 「…ありがとう……こんなスープ、どこで…?」

[メイン] 黒木舞 : こてん、と首を傾げる

[メイン] うずまき ナルト : 「え?あ、あーーー……それはー……」

[メイン] うずまき ナルト : 実はそのスープは……孤児院にいる子ども達の分だけ配られていたものであり
つまりは……本来は、ナルトのものであった。

[メイン] うずまき ナルト : 「……オ、オレが作ったんだってばよ!」

[メイン] うずまき ナルト : 見栄を張るように、腰に腕を立て、胸を張る。
もちろん、大嘘である。

[メイン] うずまき ナルト : 少し冷や汗を掻きながら、どや顔を舞に見せる。

[メイン] 黒木舞 : 「……すごいね。こんな、美味しいスープ…」
そんな様子を見て、こっそりと辺りを見渡して

[メイン] 黒木舞 : そのナルトの様子を見れば、なんとなく嘘だということは分かってしまう
それに、ここでそれだけのスープを作れるとは思えなくて
なら、答えは一つだけ

[メイン] 黒木舞 : 「……あなたも、食べたら?」
私は十分温まったからと、スープを掬ってナルトの方へと差し出す

[メイン] うずまき ナルト : 「………へっ!?」
声が裏返り、差し出されたスープを見て、目をぱちぱちと。

[メイン] うずまき ナルト : 「……い、いや!オレは……もう!食ったし!
 そのスープは舞のもんだ!腹いっぱい飲んで、あったまれ!」
そう言い、腕を組むも……。

[メイン] うずまき ナルト : ぐうううう。
どでかい腹の虫が、廃墟に鳴り響く。

[メイン] 黒木舞 : 「……ほらね。一緒に食べよ?」
その様子に、クスクスと小さく笑いながら

[メイン] うずまき ナルト : 「あ、うぅぅ……」
顔を少し赤らめ、恥ずかしがる。

[メイン] うずまき ナルト : 「………す、少しだけなら!飲んでやるってばよ!」
ずんっ!と舞の横に胡坐をかくように座りながら
差し出されたスプーンへ、あーんと口を開け……。

[メイン] うずまき ナルト : ぱくっ。
スープを分けてもらう。

[メイン] 黒木舞 : よろしい、と言うかのように頷きながら
暫く二人でスープを分け合う

[メイン] うずまき ナルト : 「………美味しい」
ぽりぽりと、頬を掻きながら、視線を逸らし、そう言う。

[メイン] 黒木舞 : 「そうだね…それに、暖かい…」

[メイン] うずまき ナルト : 「……………そう、だな」
……なんか、こうやって誰かと一緒に……スープ飲むの、初めてな気がするってばよ。

[メイン] うずまき ナルト : ……あったけぇ。

[メイン] うずまき ナルト : 自然と、ナルトの頬が緩みながら……。
それまであった緊張が解れていき……。

[メイン] うずまき ナルト : そして、張り詰めた空気によって隠された違和感というのは
段々と、正常化した思考に呼び戻されていく。

[メイン] うずまき ナルト : 「…………っ!」
ちらりと、舞の方を見て……裸も同然な格好を、改めて見てしまう。

[メイン] うずまき ナルト : 顔を真っ赤にしながら、ぷいっ!と視線を逸らし。

[メイン] うずまき ナルト : 「で、でも!そんな恰好じゃ!全然まだ寒いってばよ!
 これでも!着ろってばよ!!」

[メイン] うずまき ナルト : 舞の胸元に押し付けるように、ナルトが普段来ている普段着を強引に渡す。

[メイン] 黒木舞 : 「…あ、服は…」

[メイン] うずまき ナルト : 「だーーーーっ!!き、着ろって言ってんだから着ろってばよ!!」

[メイン] うずまき ナルト : 無理矢理、舞に服を着せると……。

[メイン] 黒木舞 : パァン!
という音と共に、服が弾けてバラバラになってしまう

[メイン] うずまき ナルト : 「!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

[メイン] うずまき ナルト : なっ、あ?……え?
……い、今、何が起きたん……だってばよ……?

[メイン] 黒木舞 : 「………ごめん。服は着れないの…これのせいで」
とマイクロビキニを指差し

[メイン] うずまき ナルト : 「……!?!?……ど、どういう、ことだってばよ……!?」

[メイン] うずまき ナルト : 指差した方へ目を向けるも、またも顔を赤らめ、視線を逸らし。

[メイン] 黒木舞 : 「…………呪い、みたいな?」
何と説明するかしばし逡巡した末に、そう言う

[メイン] うずまき ナルト : 「の、呪い……?」
首を傾げ、よくわからないといったような顔をしていた、その時─────。

[メイン] GM : 爆音とともに、廃墟の入り口が吹き飛ぶ

[メイン] GM : そして、巻き上がる煙のなか
一人の大柄な人影が入って来て…

[メイン] うずまき ナルト : 「─────ッ!!?」

[メイン] 黒木舞 : 「……ッ!」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「……やぁーっと見つけたぜ」
首に手を当て、堂々とした立ち姿で
入って来たのはマイクロビキニを着た大男

[メイン] うずまき ナルト : 「へ………へ………」

[メイン] うずまき ナルト : 「変態だァアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!?!?!」

[メイン] うずまき ナルト : 爆裂する壁に驚きつつも、現れた男の格好にさらに思考が乱れるナルト。

[メイン] うずまき ナルト : 咄嗟に、舞の前に出て、両手を広げる。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「オイオイオイ、変態とは何事だよ」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「────いや、そういうことか」
眼を細め、ナルトを見つめる

[メイン] うずまき ナルト : 「!?!?い、いやだって!?その格好はどう見ても変態だろ!?」
男を指差しながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「!? そ、そういうことって……どういう、ことだってばよ!?」

[メイン] ”ブルーフレイム” : もちろん、彼も認識阻害を使っている
それが効かないということは……

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「お前も”こっち側”の人間、違うか?」

[メイン] うずまき ナルト : 訳が分からないといった状況下の中でも。
まずは、舞を守らないと!という思考が一番に優先されていた。

[メイン] うずまき ナルト : 「………は、はぁ!?こ、こっちって……
 オレは、変態じゃねーってばよ!!」

[メイン] うずまき ナルト : 冷や汗を掻きながらも……男から放たれる大きな威圧に
ナルトの肌は、ぴりぴりと警告を鳴らしていた。

[メイン] 黒木舞 : 「か、彼は関係ない…!」
ナルトの後ろから、か細い声を張り上げる

[メイン] うずまき ナルト : それは、生物的本能とも言えるだろう。
瞬時に理解が、できた。

[メイン] うずまき ナルト : あの男には─────逆立ちしても、勝てねぇ。

[メイン] うずまき ナルト : 「………!!ま、舞!……オレのことは……いい!!
 先に……逃げてくれってばよ!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 舞を庇うように両手を広げながら、そう叫ぶ。

[メイン] うずまき ナルト : ……せっかくできた、友達、なんだ……!
状況は全っ然わかんねーけど……!でも!守らなくちゃ……!
オレは……オレは!

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「ふーん…力のことは理解してないってか。それにしちゃあ勇敢だな坊主」
ナルトのそんな必死の妨害は無視して、ツカツカと舞に近寄ろうとする

[メイン] うずまき ナルト : 「なっ………!?」

[メイン] うずまき ナルト : ゆっくりと滲み寄るその男には─────。

[メイン] うずまき ナルト : "隙"が、無かった。

[メイン] うずまき ナルト : 「くっ……!ま、舞に!近づいてくんじゃねぇえええ!!」

[メイン] うずまき ナルト : 勝てない戦いだからって……逃げるのは、男の恥……!
拳を強く握り締め─────。

[メイン] うずまき ナルト : 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

[メイン] うずまき ナルト : マイクロビキニの大男に殴りかかろうと、地を蹴り走り出す。

[メイン] 黒木舞 : 「だ、だめっ!」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「でもな、勇敢なだけじゃどうしようもないぜ?」
駆け寄るナルトに対し、脚を掬うように軽く蹴りを放つ

[メイン] うずまき ナルト : 「─────ごはァッ!!?」

[メイン] うずまき ナルト : み、見え、ねェッ……!?

[メイン] うずまき ナルト : その蹴りは─────ナルトの臓器、そしてその奥にある背骨にまで
強い衝撃を与えた。

[メイン] うずまき ナルト : 宙で何回転もし、壁へと─────ズドォオオオオッ!!!!

[メイン] うずまき ナルト : 砂塵を舞わせるように、吹き飛ばされる。
─────常人であれば、もう既に死んでいるだろう。

[メイン] うずまき ナルト : 「……が、はッ……なん、だ……今………の………」

[メイン] うずまき ナルト : ぐったりと地に伏しながらも、なんとか力を振り絞るようにし
顔を上げ、男を睨む。

[メイン] うずまき ナルト : 「やめ……ろ……舞、に………舞に……近づくんじゃ……ねぇ……!」

[メイン] 黒木舞 : 必死にナルトの元に駆け寄り

[メイン] うずまき ナルト : 震える腕を上げながら。

[メイン] 黒木舞 : 「ダメ、あの人には…!」
庇うように前に立ち

[メイン] うずまき ナルト : 「…………っ!?」

[メイン] 黒木舞 : 「……敵わない、から…」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………………」

[メイン] うずまき ナルト : 血反吐を吐きながら、生まれたての小鹿のように足を震わせながら
ゆっくり、ゆっくりと立ち上がり。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「そういうこった、悪いな坊主。
 お前じゃどうしようもない。痛い思いをしたくないなら諦めな」

[メイン] うずまき ナルト : 「………勝てる……とか、勝てない……とか、じゃ……ねぇ、んだ」

[メイン] うずまき ナルト : 「……痛ェのは……オレだって………嫌、だ」

[メイン] うずまき ナルト : 「けど……よ……けど………!」

[メイン] うずまき ナルト : 「ここで友達を……見捨てる、のは………!そんなの……!
 友達じゃ……ねェ………!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「……オレが、諦めるのを……」

[メイン] うずまき ナルト : 「………諦めろ……!」

[メイン] うずまき ナルト : 舞の前に、なんとか立つ。

[メイン] 黒木舞 : 「……ともだち…」
小さく呟く

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「………そうか…。オレが諦めろ、か。
 オレも別にそういうのは趣味じゃねーんだが…」
何か感じ入るように目を閉じる

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「お前に免じて、せめて楽に死なせてやるよ」
眼を開く
それと同時に蒼い炎が廃墟の中に満ちる

[メイン] うずまき ナルト : 「─────っ……!」

[メイン] うずまき ナルト : 「………へ、へへ……ごめんな……舞……
 オレ……弱く、て……… ……でも、オレは……
 お前と会えて……なんか……すげぇ……救われた……」

[メイン] うずまき ナルト : 舞の方へ向き、にっ!と笑いながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「………じゃあ、な……」

[メイン] 黒木舞 : 「……ダメ────────ッ!!」

[メイン] うずまき ナルト : 蒼い炎の高エネルギーに、ナルトの服が、髪が大きく揺れる。
─────もはや、"死"を悟るには、十分過ぎた。

[メイン] うずまき ナルト : 最期くらい………笑って、やるよ……!

[メイン]   : しかし。
焼きつくような温度が、ナルトの肌を焦がすことは────ない。

[メイン]   : 代わりに。ドゥルルルン!とエンジンを上げる音が、廃墟内で響き。

[メイン] ブレイズ : ナルトの目には────一人の女性が映っていた。

[メイン] うずまき ナルト : 「─────……!!!!」

[メイン] ブレイズ : 「くッ、ぐうぅううううッ……!!!!!」

[メイン] ブレイズ : ギャリギャリッ!と引き裂く音を立てれば、蒼い炎は真っ二つに割れていく。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「……何…?」

[メイン] うずまき ナルト : な、なんだ………あれッ………!?
………す、げぇ……炎が……割れ、た……!?

[メイン] ブレイズ : しかし、完全に消えていったわけではない。
完全に切れない火の粉が付着し。
一歩、また一歩、じわじわと追い詰められていく。

[メイン] ブレイズ : その頬に見えるのは、汗か、それとも────焦りか。

[メイン] ブレイズ : 公熱力学を専門とするブレイズから見ても、この男の出力は桁違いだった。

[メイン] ブレイズ : 「────ほむらちゃんッ!!!」

[メイン] 暁美ほむら : 壁の様に高く、鉄塊と称して問題の無い
文字通り鉄壁の盾を”二つ“構え

[メイン] 暁美ほむら : 「八重垣」

[メイン] 暁美ほむら : 余波を受ける為、鉄の垣根を頼りに前に出る
元より、防御は専門分野。火の粉を遮り
赤熱化していく盾を切り離す

[メイン] 暁美ほむら : 「お返しよ」

[メイン] 暁美ほむら : 懐から拳銃を取り出し、炎を放った怪人に向け”四発“撃ち放つ

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「────くッ!!」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 蒼炎を放出していた方とは逆の手で、炎の壁を作り出し弾丸を受け止める

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「……へェ…そう来たか」
その衝撃で、炎の放出が弱まり、次第に消えていく

[メイン] うずまき ナルト : 「な……何が……起きているん、だってばよ……!?」

[メイン] うずまき ナルト : 冷や汗を垂らしながら、目の前に起きている─────"非日常"が
ナルトの脳に、キャパシティーオーバーになる程まで刻まれる。

[メイン] うずまき ナルト : まるで、漫画で見るような……超能力を使った戦いが
こうして、現実に起こっている。
混乱しないわけがない。

[メイン] うずまき ナルト : 血反吐を、ごほっ!ごほっ!と吐きながら
─────二人の、裸同然の女の背中を見やる。

[メイン] ブレイズ : 「アハハッ、その調子ッ……っと!」
ほむらの支援により、掲げていたチェンソーを下げる。
歯は……焼け焦げていた。このまま続けば、焼きだるまになっていたのはこちらの方だ。

[メイン] ブレイズ : 「ッ……おっと!」

[メイン] ブレイズ : 血反吐を吐いた彼に、慌てて駆け寄って。

[メイン] うずまき ナルト : がくっ、と膝を地に着ける。

[メイン] 暁美ほむら : ──犠牲者、一名 相変わらずこの手は鈍い

[メイン] ブレイズ : 「…………!!!!」

[メイン] うずまき ナルト : ナルトという少年は、常人にしては明らかにタフな肉体をしていた。
二人の目からしても、この少年は"一般人"ではないことは、明らかであっただろう。

[メイン] うずまき ナルト : しかし、MB化していないオーヴァードとは
MB化したオーヴァードにとっては

[メイン] うずまき ナルト :
・・・・
その程度である。

[メイン] ブレイズ : たらりと冷や汗が地面へと落ちるが、高熱のあまりにじゅわっと消えていく。

[メイン] 暁美ほむら : 襲撃者がいるという事は。検体は、あの少女
…犠牲者が出てしまった以上、一刻も早く自体を収束する

[メイン] うずまき ナルト : 「………わかん、ねぇ……けど……」

[メイン] うずまき ナルト : 「………ありが、とう……」

[メイン] うずまき ナルト : 虚ろな瞳で、ブレイズとほむらを見て。

[メイン] ブレイズ : 「これは……まず、いッ……!!
 待って!!気を確かに保って!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「………オレ……も、う……駄目……かも、しん、ねぇ……
 だ、だから………」

[メイン] 黒木舞 : 「……しっかりして…!」
涙声で、ナルトの手を両手で握りしめる

[メイン] 暁美ほむら : 「……お礼を言われるような事は、何もできていないわ」

[メイン] うずまき ナルト : 手を握り締めた舞に、にっ、と瘦せ我慢のように笑い。

[メイン] うずまき ナルト : 「………舞、のこと……頼み、たいん……だ」

[メイン] ブレイズ : 背中をゆっくりとゆすり、叫ぶように声をかけるも。

[メイン] 暁美ほむら : ブルーフレイムを警戒しながら返事をして

[メイン] うずまき ナルト : ブレイズと、そしてほむらに……頭を下げ。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「チッ……」
さっさと舞を回収したいが、ほむらの警戒を掻い潜れない

[メイン] うずまき ナルト : ─────舞とブレイズは、分かるだろう。

[メイン] うずまき ナルト : 既にナルトの体が、冷たくなっていることに。

[メイン] ブレイズ : まずい、不味い……!
心音が段々と弱まってきてる……!それに、”熱”が……消えて行ってる!
このままじゃ、彼は……!!!

[メイン] 黒木舞 : 「…そんなの…ダメ……!」
握る手に一層力を込めて

[メイン] 黒木舞 : 誰でもいい、お願いだから、この人を助けてあげて
私を助けてくれて、初めて友達と言ってくれた彼を…

[メイン] 黒木舞 : 「ナルトを、助けて……!」
涙が、ぽとりと手に落ちる

[メイン] 黒木舞 : その瞬間、舞の身体から激しい光が迸り

[メイン] 黒木舞 : ”力”が、ナルトへと注がれていく

[メイン]   :  

[メイン]   :  

[メイン] 《奇妙な隣人》 : くだらん。

[メイン] 《奇妙な隣人》 : このまま死ねさえすれば、俺は自由になれたというのに。

[メイン]   : ……………オレ、死ぬのか?

[メイン] 《奇妙な隣人》 : おうよ、死んじまいな。ハハハハハハハハハハ!!!

[メイン]   : …………………………。

[メイン]   : ………オレ、そんなだっせぇ死に方、すんのかよ。

[メイン]   : ……………なんか。

[メイン]   : 嫌だ。

[メイン] 《奇妙な隣人》 : チッ、ああそうかよ。

[メイン] 《奇妙な隣人》 : んじゃ俺から一つ言わせてもらうわ。

[メイン] 《奇妙な隣人》 : お前の体、まだ俺には乗っ取れねェ。

[メイン]   : ………そうか。

[メイン]   : だったら─────まだ、行けるな……!!

[メイン]   :  

[メイン]   :  

[メイン] うずまき ナルト : ─────赤黒いオーラが、少年を包み込むッ!!!

[メイン] うずまき ナルト : 「ぐ、ぐうおおおおおおおおおおおおおッッッ……!!!!」

[メイン] ブレイズ : 「────────ッ!?」

[メイン] うずまき ナルト : 舞の落とした涙は─────ナルトを、"同化"させたッ。

[メイン] うずまき ナルト : その少年は─────黒のマイクロビキニ姿となっていた。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「……これはッ!?」

[メイン] うずまき ナルト : ブルーフレイムから受けた傷は、全て、元通りになっていた。

[メイン] うずまき ナルト : 「………ッ!?……」

[メイン] 暁美ほむら : 「──このタイミングで、覚醒…!?」

[メイン] うずまき ナルト : 自由に動く、己の腕、そして足!さらには……溢れるスタミナ!
それらを確認し……。

[メイン] ブレイズ : あの子が……生き返らせた!?
いや、それ以上に……この熱っぽくて……禍々しいような、このオーラは……一体……!!!

[メイン] うずまき ナルト : 「…………」

[メイン] うずまき ナルト : 「……って、なんだこの格好おおおおおおおおおおお!?!?!?」

[メイン] ブレイズ : 「……マイクロビキニ……化……」

[メイン] ブレイズ : ぼそりと呟くも。

[メイン] 黒木舞 : 「ナルト……」
涙を浮かべて、少年を見上げる

[メイン] 暁美ほむら : 「…まあ、そこよね。普通」

[メイン] うずまき ナルト : 「………!!」

[メイン] うずまき ナルト : 舞の方を見て。

[メイン] うずまき ナルト : 「………へ、へへっ!……なんか、わかんねーけど」

[メイン] うずまき ナルト : 「……ただいま!だってばよ!」

[メイン] 暁美ほむら : かつて、強力な力を得ると渡された際
目眩がしたのを思い出す

[メイン] うずまき ナルト : にっ!と、無邪気に笑う。

[メイン] ブレイズ : 「……フッ、フフッ」

[メイン] 黒木舞 : 「………おかえり」
微笑みを見せる

[メイン] 暁美ほむら : 「……色々と複雑だけれど、今は幸いよ」
生きているだけ、そこにいるだけね

[メイン] うずまき ナルト : 「……あ、ああ!……複雑過ぎて、もう考えることすら面倒臭くなってるけど
 ………でも─────」

[メイン] うずまき ナルト : 拳を、ぎゅっ、と握り締める。

[メイン] うずまき ナルト : 「………今ならオレ……"やれる"気がするってばよ」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「チィッ! ここで覚醒するかよ、普通!」
慌てて両の手を構える
この少年は何かが”危険”だ。先ほどのオーラは…一体…!?

[メイン] ブレイズ : 「最初の言葉がそれなら、きみ、将来大物になれるわよ
 ……ほんと、生きてて良かったわ」

[メイン] うずまき ナルト : 「………へへ、サンキュ!炎の姉ちゃん!」
にっ!と笑い。

[メイン] ブレイズ : 笑みを浮かべつつも────ナルト、そしてブルーフレイムに、交互に目をやり。

[メイン] うずまき ナルト : 「……なあ!炎の姉ちゃん!!
 ……さっきの技!オレにも教えてくれよ!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「舞を……友達を!守りてェんだッ!!!!」

[メイン] うずまき ナルト : ─────青い瞳の奥に、小さな炎を燃やしながら
ブレイズを、見上げる。

[メイン] ブレイズ : ────覚醒したては、レネゲイドコントロールが効かない。
それ故に暴走する危険性がある。ましてや、ジャームになってしまう危険性も────。

[メイン] ブレイズ : 「…………」

[メイン] ブレイズ : そんな言葉は、この少年の真っすぐな瞳にかき消される。
その瞳に宿るのは、光だった。

[メイン] ブレイズ : 「……わかったわ、無茶し過ぎたら私が責任、とったげる!」

[メイン] うずまき ナルト : 「─────!!!」

[メイン] うずまき ナルト : ぱぁぁっ!!と顔を明るくさせ
無邪気に、そしていかにも子どもっぽい笑顔で笑い。

[メイン] ブレイズ : MBエージェントが二人いて、抑えるのがやっとな相手────”ブルーフレイム”。
その相手に、もう一人仲間が────。

[メイン] ブレイズ : 「……ッ」

[メイン] ブレイズ : その笑顔は、あまりにも……子供だった。
……はぁ、こんな子に、この世界を巻き込むってわけなのね。

[メイン] ブレイズ : そう、苦い顔をしながらも。

[メイン] 暁美ほむら : 「…苦労するわね、大人って」

[メイン] ブレイズ : 「ほむらちゃんだって、成長したらわかるわ。
 こーんな歳でMBを着ることとかね」

[メイン] ブレイズ : 軽口をたたくも、ほむらに苦笑いを向けるブレイズの顔は疲れ果てていた。
先ほどの攻防で、スタミナをかなり削られた所以だろう。

[メイン] 暁美ほむら : わかりたく無いが、あと数年でわからされるハメになるのだろう…

[メイン] 暁美ほむら : …ブレイズは急行の反動で疲弊、一人は新人故に加減不足。
敵が敵だけに、ここで仕掛けるのは悪手か…

[メイン] 暁美ほむら : 「…ここで、これ以上やっても。碌な事になりそうに無いわね」

[メイン] 暁美ほむら : 武器をケースに納め

[メイン] 暁美ほむら : 「これ以上、無駄な争いをするバカとは…違うわよね?」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「……確かに、分が悪いかもな」
MBエージェントが2人に、未知の坊主の能力
計算不能というのは非常に危険だ

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「…ま、オレの仕事はこれだけじゃねェしな
 何より、オレは死にたがりじゃあねェ。ここはとんずらこかせてもらうぜ」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 言うが早いか、一瞬で煙が周囲を満たし

[メイン] GM : その数瞬後には、もう彼の姿はなくなっていた

[メイン] 暁美ほむら : 「…ふぅ」

[メイン] ブレイズ : 去っていくその姿を見届けて。

[メイン] ブレイズ : 「……はぁ~~~、助かったよほむらちゃん……」

[メイン] ブレイズ : あはは、と苦笑いを向けながらもぺたりと地面に着く。

[メイン] 暁美ほむら : 「あの男、また来るかしらね」

[メイン] うずまき ナルト : 「ほむら………」
ブレイズが話しかける少女、自分と同い年くらいの少女
─────ほむらを見ながら、そう呟く。

[メイン] うずまき ナルト : ……背の高さからして、オレと年齢近いのに……
強くて半端じゃねェあの男を、言葉で退けた……。
……すげぇってばよ。

[メイン] うずまき ナルト : そういう戦いも、あるんだな……。
拳を、軽く握り締めながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「………なぁ!」

[メイン] うずまき ナルト : ブレイズと、そしてほむらの方を見て。

[メイン] うずまき ナルト : 「……オレも……オレも!連れていってくれ!
 ……アイツは、舞のことを狙ってた……けど、オレ一人じゃ……
 多分……どうにかなるかどうかすら、わかんねぇ……」

[メイン] うずまき ナルト : ─────強くなった自分の肉体を以てしても。
あの男は、それを上回る力を秘めていることを
生物的本能で、察知していた。

[メイン] うずまき ナルト : 彼女達が一体何者かは分からないし
もしかしたら、自分がお荷物になってしまうかもしれない。
……そう思いつつも、止まれなかった。

[メイン] うずまき ナルト : 「………力を、貸してほしいってばよ!!」
頭を、勢いよく下げた。

[メイン] ブレイズ : 「……えっ……!?」

[メイン] 黒木舞 : 「…ナルト……」
そんな彼を、ただ見つめることしかできない

[メイン] ブレイズ : 声の主に、目を丸くして。

[メイン] 暁美ほむら : 「………」

[メイン] 暁美ほむら : ほむらの視点から見て更に低くなったナルトを見ながら、評価を改める

[メイン] 暁美ほむら : 「…少なくとも、ただ向こう見ずな子供では無いようね」

[メイン] ブレイズ : その頭を下げた姿に、んー…と声を出しながらも。

[メイン] うずまき ナルト : ─────今までオレは、くっだらないプライドで、見栄を張ってた。
でも、見栄なんかじゃ、友達は……守れねェ。

[メイン] ブレイズ : 「……いいことだらけじゃないわ
 あなたが吹きとばされた痛み……あれ以上の苦痛や、心の苦しみを何度も味わうことになる」

[メイン] ブレイズ : 「それに、こんな服まで着なきゃいけないし」

[メイン] ブレイズ : ぴーんと、黒ビキニを引っ張りながらも。

[メイン] ブレイズ : 「……それでも────いいのね?」

[メイン] ブレイズ : じっと、目をもう一度見つめる。

[メイン] うずまき ナルト : 「え、あ、えっ……!」
引っ張られているブレイズの黒ビキニを見て、顔を少し真っ赤にしながらも。

[メイン] うずまき ナルト : 「………あ、ああ!!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「オレは………どんなだけ弾け飛ぼうが!!骨を折られようが!!
 ボッコボコのギッタギタにされようが……!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「守りたい、大切にしたいって思えるものだけは……曲げたくねェ!」

[メイン] うずまき ナルト : 「それが………オレの信念だから……!!!」

[メイン] うずまき ナルト : ブレイズの瞳を、じっと見る。

[メイン] ブレイズ : そんな瞳に、めらめらと燃える炎が見えた気がして。

[メイン] ブレイズ : 「……いい子ね」
と、ぽん、とナルトの頭に手を置きつつも。

[メイン] うずまき ナルト : 「あっ……」
その優しい手に、つい声が漏れ。

[メイン] ブレイズ : 「いいわ、着いてきて頂戴!
 あなたも、それにあなたも……聞きたいことは山ほど。
 だけどまずは、気を休めるところからよ?」

[メイン] うずまき ナルト : 「………!! 押ッ忍!!師匠!!」

[メイン] うずまき ナルト : 腕をクロスさせるようにし、腰の横に引きながら。
隣に立つ舞の方も見て、ニッ!と笑う。

[メイン] ブレイズ : ニッ、と笑いかけて。
ナルト、そして白髪の少女に、また手を乗せつつ。

[メイン] ブレイズ : 「し、師匠かぁ~……慣れないけど、あはは、ありがとね」

[メイン] 黒木舞 : 「……ごめんなさい、ナルト
 あなたを、巻き込んでしまって……」
そんなナルトを見て、目を伏せて

[メイン] うずまき ナルト : 舞のほっぺをつねる。

[メイン] うずまき ナルト : そして、持ち上げる。

[メイン] 黒木舞 : 「あっ……きゃ……!?」

[メイン] うずまき ナルト : 「そんな暗い顔、しなくたっていいってばよ!
 ……へへ!ほら、笑顔の方が!うんと最高だってばよ!」

[メイン] うずまき ナルト : 無邪気に笑う。

[メイン] 黒木舞 : 「…うん。
 ……あなたを巻き込んでしまったこと。ごめんなさい。
 でも……大切って言ってくれて、嬉しかった」
最後に、笑顔を見せる

[メイン] うずまき ナルト : 「……オレは、巻き込んでくれて、ありがとう
 そう舞に、伝えるってばよ!」
ニシシ!と笑いながら。

[メイン] GM : そんな中、廃墟の外から一人の足音が聞こえてくる

[メイン] GM : ゆっくりとだが、確実に
それが廃墟の入り口に差し掛かったと思うと…

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「……良かった、UGNに保護されていたか」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 傷だらけの姿の、これまたマイクロビキニを着た男が
そう呟いた

[メイン] 黒木舞 : 「……お父さん」
一方、その姿を見た少女も、小さく驚きの声を漏らした

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] 北上 : middle 『その人の行方』 登場:任意

[メイン] ブレイズ : 50+1d10 登場/リザレクト (50+1D10) > 50+4[4] > 54

[メイン] system : [ ブレイズ ] 侵蝕率 : 50 → 54

[メイン] 暁美ほむら : 62+1d10 登場/リザレクト (62+1D10) > 62+5[5] > 67

[メイン] system : [ 暁美ほむら ] 侵蝕率 : 62 → 67

[メイン] うずまき ナルト : 48+1d10 登場/リザレクト (48+1D10) > 48+1[1] > 49

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 48 → 49

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ”ブルーフレイム”の襲撃を受け、廃墟周辺は危険だと判断した一行は、人のいない廃工場跡に居場所を移した

[メイン] GM : できるだけ一般人が巻き込まれる可能性を排除するための措置であり、事実ナルトが巻き込まれたことを考えれば、当然のことと言える

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「僕は”ブラックハウンド”……本名を黒木仁と言います」
他の面々の注目が集まる中、ゆっくりと口を開く

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「そこの舞の……父親です」

[メイン] うずまき ナルト : 「………!!……舞の……」

[メイン] うずまき ナルト : ちらりと、隣に座る少女─────舞を見て。

[メイン] 黒木舞 : こくこくと頷く

[メイン] ブレイズ : 「へえ……」

[メイン] うずまき ナルト : 「え、で、でも……追い出されたって!オレは聞いて……!!」

[メイン] うずまき ナルト : がたん!と大きな音を立てて、立ち上がってしまう。

[メイン] うずまき ナルト : 「わ、わかんないってばよ……!?どういう、ことだってばよ……!?」

[メイン] 暁美ほむら : 「…どういう事かしら?」

[メイン] うずまき ナルト : ”ブラックハウンド”の方を見て、困惑した表情を見せるナルト。

[メイン] ブレイズ : 「……”協力者”」

[メイン] 暁美ほむら : 足を組み、冷静な口調で返事をする

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「形としては、そうなるかな。
 僕が研究主任を務める研究所から、彼女を無理やり逃がしたんです」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「…ええ、そういう形になります」
とブレイズに返す

[メイン] うずまき ナルト : 「……!……協力者……」

[メイン] うずまき ナルト : その言葉を聞いて……項垂れながらも、ゆっくりと座る。

[メイン] ブレイズ : 先ほどならナルトが協力者かと思っていたけれど……
実の所、彼は一般人。となれば、形は絞れていく。

[メイン] 暁美ほむら : 「なるほど…」

[メイン] 黒木舞 : 「そう、だったんだ……良かった、お父さん、捨てたわけじゃなかった…」
ほっとしたような、どこか閥の悪そうな顔をする

[メイン] うずまき ナルト : 「………へへ、良かったな!舞!」
ニッ!と笑ってみせる。
……ナルトとしては、複雑な心境でもあった。

[メイン] うずまき ナルト : 同じ、両親に見捨てられた者同士で、心が通じ合っていた
……と思い込んでいた。実際は違った。
それでも……友達と思えた少女が幸せになれるなら、それが一番だと
ナルトはまた、見栄を張るのであった。

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「……いや、捨てたも同然だ。僕はこれからセルに帰らなくてはならない
 …舞とはここでお別れだ」

[メイン] うずまき ナルト : 「……………!?……セ、セル……?」
単語の意味が分からず、ブレイズ、ほむら、そして─────
もう一人の少女へと、顔を向ける。

[メイン] 北上 : 「それはね~、まあ言ってしまえばあたしたちの敵の組織、かな」

[メイン] うずまき ナルト : 「て、敵……!?な、なんで!?なぁおっちゃん!
 どうしてそんなところに行くんだってばよ!?
 ……娘が、舞が!寂しがるってばよ!!!」

[メイン] うずまき ナルト : まるで自分のことのように叫ぶナルト。

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「それは…」

[メイン] うずまき ナルト : 両親と過ごしてきた記憶がないからこそ
"家族"というものに対し、強い憧れを抱いていた。

[メイン] ブレイズ : 「……ナルト……」

[メイン] 北上 : 「他に居場所がないから…かな
 それに、もう他の場所には行けない、なんてのもあるね」
刺すように、そう指摘する

[メイン] うずまき ナルト : 「………えっ」

[メイン] ブレイズ : 自分のことでもないのに声を荒げる彼に、目を送りながらも。

[メイン] 暁美ほむら : 「…何にせよ、確かな答えなら貴方が持っている筈よ」 ブラックハウンドに視線を寄越す

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「………ええ、僕はもう、セルにしか居場所がない身ですから…」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「調べればすぐにわかると思いますが、僕はあなた方の基準で言うところのジャームです」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「そして、何より…僕が戻らなければ、舞の身が危ない」

[メイン] ブレイズ : 「……!」
ジャーム、という言葉に、ブレイズの犬耳のような部分が反応して。

[メイン] ブレイズ : 「それじゃあ、お言葉に甘えさせてもらうよ」

[メイン] ブレイズ : と、端末を開き、どこかに連絡を入れたかと思えば。

[メイン] ブレイズ :  

[メイン] ブレイズ : ・”ブラックハウンド” について
情報:UGN

[メイン] ブレイズ : (10+0)dx+1 (10DX10+1) > 9[1,1,3,4,5,6,7,9,9,9]+1 > 10

[メイン] ブレイズ :  

[メイン] ブレイズ : 「……なるほどね」

[メイン] ブレイズ : 文書を読み終わり、じっと目を向ける。
例え敵対組織のプロフィールだとしても、すんなり手に入るUGNの力には相変わらず驚かされるけど。

[メイン] ブレイズ : 「……居場所がなくなったからセルに、ね……
 けど、”クラックト・シーシェル”は元々あなたの居場所だったはず。そこを裏切ったのは────」

[メイン] ブレイズ : ちらりと、ナルトの隣にいる少女。
白銀の髪の少女に目を向けて。

[メイン] ブレイズ : 「この子のため?」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「……ええ。舞のため、です」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………………そっ……か……」

[メイン] うずまき ナルト : 「……本当に、見捨ててるわけじゃ……ないんだな………」

[メイン] うずまき ナルト : ブラックハウンドの言葉にナルトは……何故か、安心感に包まれていた。
本当に娘のことを想っている父親の姿を見て
舞に対し抱いていた不憫の念が、報われた気がして。

[メイン] うずまき ナルト : そして、それと同時に─────やっぱり、納得できないという感情が沸き上がる。

[メイン] うずまき ナルト : 「………オレは、父ちゃんも母ちゃんもいなくて
 ………ぶっちゃけ…………」

[メイン] うずまき ナルト : 「………寂しかった」
ぼそり、そう呟く。

[メイン] うずまき ナルト : 「………そばにいてくれるなら……いてほしい
 そう、思うのが……普通なんじゃ、ねぇのか……?
 ………なぁ、舞は……舞は……どうだ?」

[メイン] 黒木舞 : 「もちろん…! もちろん、いて欲しい…」

[メイン] うずまき ナルト : 「………!……だよな……!」
にしし!と小さく笑ってみせる。

[メイン] 黒木舞 : そんなナルトに対し、でも、と目を逸らす
『クラックト・シーシェル』の追手がそう簡単になくならないことは身をもって知っている

[メイン] うずまき ナルト : 「っ…………」

[メイン] うずまき ナルト : 膝の上で、強く拳を握り締める。

[メイン] ブレイズ : 親の気持ち……か。
親どころか、子どもの気持ちすら私にはわからない……
……ただ、似た気持ちはわからないでもない。

[メイン] 北上 : 「それに~、彼を追ってるのは『クラックト・シーシェル』だけじゃあないんだなぁ」
と、口を挟む

[メイン] うずまき ナルト : 「………え?」

[メイン] 北上 : 「ブレイズとほむらには話したよね、もう一つの任務について」

[メイン] 暁美ほむら : 「……ええ、聞いていたわ」

[メイン] 北上 : そう言いながら、一枚の紙を胸の間から取り出し

[メイン] ブレイズ : 頷き、そちらに目をやる。

[メイン] 北上 : 「イリーガルやフリーランスのMB化、その調査。ここまでは話したけど…
 原因の討伐。これも指令の内容にあるんだぁ」

[メイン] うずまき ナルト : 「……何が、言いたいんだってばよ……!」

[メイン] 北上 : 「そうだね。ハッキリ言うと…あたしの討伐目的も、そこの”ブラックハウンド”さんってワケ」

[メイン] うずまき ナルト : 「……!?!?」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「……やはり、そうなっていましたか…」

[メイン] 暁美ほむら : 「…このタイミングで言うのね」

[メイン] ブレイズ : 「………………」

[メイン] うずまき ナルト : 「……なん、で………どう、して……だってばよっ……」

[メイン] ブレイズ : 目を伏せて、俯く。

[メイン] 北上 : 「お仕事はお仕事だものね~」
口調はふざけた風でも、目は真剣なまま

[メイン] うずまき ナルト : 「……ッッッ!!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 激情に駆られるがまま、北上の方へ身を乗り出しそうになるも……止まる。

[メイン] ブレイズ : 有り得ない話では、ない。
”ブラックハウンド”は”ミクロビキニ”の研究を行い、イリーガルやフリーランスへのωトランス投与の実験を行っていたのならば、その原因は彼にある。
ならば────UGNが敵視するのは当然。

[メイン] ブレイズ : 「…………ナルト……くん!」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………今、オレが……暴れても……どうもなんねェ……のは……
 分かるっ……んなことは、オレも……分かってる、てばよッ……!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 北上の前で、拳を震わせながら、歯を食いしばり。
瞳を揺らしながら、声を押し殺しつつ叫ぶ。

[メイン] うずまき ナルト : 「………でもッッッ!!!……どう、にか……したいッ!!!
 オレは……オレは……!!舞と、舞の父ちゃんが、離れ離れになるのを……
 なんとか……なんとかしてやりたい………!!」

[メイン] 黒木舞 : 「ナルト…」

[メイン] うずまき ナルト : 「な、なあ……!姉ちゃん……!!!何か……ねぇのかよ……!?」

[メイン] うずまき ナルト : 必死な瞳で訴えかけるように、北上を見上げる。

[メイン] ブレイズ : ……強い子だ。
自分が暴れるよりも、どうするか、どうするべきかと思ってる……
並の子どもじゃまず出来ない。……それほど、辛い経験があったんでしょう。

[メイン] 北上 : 「あたしには、どうしようもないねぇ
 殺処分じゃなくて、凍結処理にするぐらいしか権限はないのさ~」
凍結処理の説明をしながら、支部長といっても中間管理職だものねと嘆く

[メイン] うずまき ナルト : 「ッッッ…………!!!!!」

[メイン] 暁美ほむら : 情状酌量の余地は、今のところ無い
彼は多くの人間に呪いを振り撒いた張本人であり、本人もUGNの規範から逸脱している

[メイン] ブレイズ : そのナルトの肩を────叩く。

[メイン] うずまき ナルト : 「─────!!」

[メイン] ブレイズ : 「いい熱さだよ、ナルトくん
 ただ、こういう規則云々は……手慣れたお姉さんに任せて?」

[メイン] うずまき ナルト : 「ほ、炎の姉ちゃん……」

[メイン] ブレイズ : ニッ、と笑いつつも。
”ブラックハウンド”へと目を向ける。

[メイン] ブレイズ : 「資料に書かれていた、”リーガルやフリーランスへのωトランス投与の実験を行うようになった”……
 どうして舞ちゃんの実験方針を止めて、こっちに切り替えたの?」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「……それは、舞の代わりを探すためです。
 舞は実験体としては、非常に特殊でした。『クラックト・シーシェル』が舞を見逃すには、他の実験体が必要だった」
あえて、悪い言葉を選びながら

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「そのために、この街を訪れる者から適した者を見つける必要があった。
 イリーガルやフリーランスを狙ったのは、非オーヴァードから探すより効率的だった、というだけです」

[メイン] ブレイズ : 「……他の人を犠牲にする、というやり方ではあったけど……
 それも全て、舞ちゃんを守るためだった、ってことね」

[メイン] 黒木舞 : 「でも…そんな……私のために他の人を……」

[メイン] うずまき ナルト : 「………………」

[メイン] うずまき ナルト : 不安な声を漏らす舞の手の甲に上に、自分の手を乗せる。

[メイン] うずまき ナルト : ……そうだ、今不安で一杯一杯なのは、舞だ。
オレが動揺してどうすんだってばよ。

[メイン] 黒木舞 : 「…………」
その手を、ギュッと握る

[メイン] 暁美ほむら : 「…愛、というわけね」

[メイン] ブレイズ : 「……それに、正しくか正しくないかはさておき
 あなたのためにやってくれたことだろうしね」

[メイン] ブレイズ : ニッ、と、舞とブラックハウンドの二人に笑いかけて。

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「……僕は『クラックト・シーシェル』やUGNに狙われても仕方のないことをしました。だから、全て僕が責任を負う必要があると、そう思います」

[メイン] ブレイズ : その言葉の重さに、一瞬怯む。

[メイン] ブレイズ : 彼がしてきたことの罪を、自覚している。
いや……元々自覚していたのかもしれない。だが、それでも続けなければいけない理由があった。……他でもない……家族のため。

[メイン] ブレイズ : はぁ、家族……か。

[メイン] ブレイズ : 「────水臭いこと言わないでよ、”ブラックハウンド”」

[メイン] ブレイズ : 「UGNがあなたを排除したいのは、一般人のMB化のため
 つまりは────あなたがセルに戻らなければ、排除する理由もない。
 どうかな、北上?」

[メイン] ブレイズ : ニヤリと笑い、北上へと目を向けて。

[メイン] 北上 : 「んーー、確かに…これ以上やらないっていうなら捕まえる必要はないだろうけどさ~」

[メイン] 北上 : 「けど、どうやってそれを保証するのさ?」

[メイン] ブレイズ : 「そりゃー、簡単な話だよ」

[メイン] ブレイズ :  UGN
「うちらが面倒見れば、保障なんて付けられる……そうじゃない?」

[メイン] うずまき ナルト : 「……………!!! ほ、炎の姉ちゃん……!」
目を大きく開き、その言葉を聞く。

[メイン] ブレイズ : もちろん、”ジャーム”をUGNが見逃すわけではない。
ジャーム、つまりは暴走のある危険なオーヴァードをこれ以上暴れさせないため、凍結処理を行う。

[メイン] 北上 : 「ほうほう…あたしたちで、ね」

[メイン] うずまき ナルト : 「……ど、どう……だってばよ……?」
ちらっ、と北上を見やる。背筋を伸ばしながら。

[メイン] ブレイズ : つまりは────危険でないとわかればいい。
現時点の”ブラックハウンド”は会話も可能、エゴのためではなく……他者のために行動している。
十分、更生の余地はある。

[メイン] ブレイズ : ……本部エージェントが、こんな判断下してたら……aceに叱られるな。
まったく、バカみたいって感じだけど……
……この子たちの目には、勝てないでしょ。

[メイン] 北上 : 「そうだねぇ…危険じゃないってわかれば、行けるかも」
北上としても、”ブラックハウンド”をこのまま処理…は色々と後味が悪いのだ

[メイン] うずまき ナルト : 「…………!!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「……あ、ありがとうだってばよ……!!!!!」

[メイン] ブレイズ : 「……フフ、北上ってばわかってる~!」

[メイン] 黒木舞 : 「…ありがとう、ございます…!」

[メイン] うずまき ナルト : ブレイズに、そして……北上に、大きく頭を下げ、感謝を伝える。

[メイン] ブレイズ : 北上に挨拶代わりのハグをまた仕掛けようとする。

[メイン] 北上 : 「あたしたちのやるべきことなんだから、そう頭下げなくていいって~」
子供はこれだから苦手なんだ、と二人から逃げようとしつつ

[メイン] 北上 : 「それはもう見切ったのだ」
とブレイズのハグを回避する

[メイン] うずまき ナルト : 「……へ、へへっ!なーんだ!姉ちゃん!
 人の心とか持ってねーのかよって思ってたけど!
 案外、分かるとこあんじゃん!」
調子に乗って、へらへらとしながら北上に無邪気な笑顔を向け、肘で北上の肩を軽く突っつく。

[メイン] ブレイズ : 「ちょっ、北上……北上さん────!?」

[メイン] ブレイズ : 避けられたブレイズはそのまま────肘を突っついていたナルトを巻き込んで、押し倒す。

[メイン] うずまき ナルト : そう、ナルトは今……北上の近くにいる!
それが示すことは……?

[メイン] うずまき ナルト : 「!?!?!ど、どわあぁあああああああああああ!?!?」

[メイン] うずまき ナルト : そのまま、ブレイズにぺしゃんこにされる。

[メイン] うずまき ナルト : 「もが、もがもがもがーーーーーーーっ!?!?」

[メイン] うずまき ナルト : 顔を真っ赤にさせながら、じたばたとする。
ちょっぴりこれは、男の子には刺激が強すぎたようだ。

[メイン] 暁美ほむら : 「…苦労するわね、貴方」

[メイン] 北上 : そんなナルトの様子を笑いながら見つつ

[メイン] 北上 : 「誰が人の心がないって~~?」
ニヤつきながら、無防備になったわき腹をつつく

[メイン] うずまき ナルト : 「!?!?!?!?!?」

[メイン] ブレイズ : 押し倒したブレイズ自身も、慌ててパッと除けるが。
流石に標的が変わったことにより、顔を赤くしつつも。

[メイン] うずまき ナルト : 「も、もがもがもがーーーーーーーっ!?!もがががが!!!!」

[メイン] ブレイズ : 「あははは、やったれやったれ~!」
と、二人のやりとりを見つめて。

[メイン] うずまき ナルト : ※今は動けないんだってばよ!?そこはダ……!?ぎゃあああーーーー!?!?

[メイン] うずまき ナルト : ブレイズの我儘ボディプレスから、ぷはぁっ!と解放されるも。
混乱も混乱状態にあったナルトは、北上のつっつき攻撃に成す術もなく、体を跳ね上がらせることしかできなかった。

[メイン] 黒木舞 : 「………ふふ、あはは!」
その様子に声を上げて笑い

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「……本当に、ありがとうございます」
こちらは頭を深々と下げていた

[メイン] 暁美ほむら : ブレイズやナルトの情熱により、一旦状況は安定した

[メイン] 暁美ほむら : 雰囲気も良くなった……と思う

[メイン] 暁美ほむら : けれど、まだ。油断はできない
不確定要素は、多すぎるくらいなんだから

[メイン] 暁美ほむら : 今の所の仮想敵はブルーファイヤ単体
彼のスタンスにより、多くの事が変わるだろう
故に、今は考慮を重ねても仕方なく

[メイン] 暁美ほむら : 「…意思確認、かしらね、仲間内での」

[メイン] 暁美ほむら : 次の“目標”を定めると、その場から姿を消した

[メイン] 暁美ほむら :  

[メイン] うずまき ナルト : middle『Next Target』 登場:任意

[メイン] うずまき ナルト : 49+1d10 登場/リザレクト (49+1D10) > 49+9[9] > 58

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 49 → 58

[メイン] 暁美ほむら : 67+1d10 登場/リザレクト (67+1D10) > 67+5[5] > 72

[メイン] system : [ 暁美ほむら ] 侵蝕率 : 67 → 72

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト : ─────そうして、オレ達は舞を助けるために……ツーマンセルに別れ
行動をしていくことになっていったってばよ。

[メイン] うずまき ナルト : 雨はもう既に止んでいる。
……街には人がたくさんいるし、んでもって……。

[メイン] うずまき ナルト : ……………。

[メイン] うずまき ナルト : な、なんでオレの格好にアイツら、平然としてんだってばよ……!!

[メイン] うずまき ナルト : 頬に朱色を浮かばせながら、同い年の黒髪の少女と共に歩くナルト。

[メイン] うずまき ナルト : 支部長である北上の計らいにより、同年齢コンビの方が
意思疎通しやすいだろう、という計らいであったが……。

[メイン] うずまき ナルト : ちらりと、隣の少女の方へと視線をやる。

[メイン] うずまき ナルト : 「……な、なぁ……ほむらは、この格好……もう、慣れちまってるのか……?」

[メイン] 暁美ほむら : 「…一応は、少なくとも。知り合いとこの格好で食事をできるわ」

[メイン] 暁美ほむら : …慣れるまで随分とかかったけれど

[メイン] うずまき ナルト : 「マ、マジか……」

[メイン] うずまき ナルト : 唖然とした表情で。

[メイン] うずまき ナルト : 「……な、なるほど、つまりは……」

[メイン] うずまき ナルト : 拳を軽く握り締めて。

[メイン] うずまき ナルト : 「……いついかなる状況であれ、平常心を保つことが……
 UGNで、"日常"を守る上で大事なこと……ってことか?」

[メイン] うずまき ナルト : ナルトは、北上とブレイズにより、自分の身に起きた出来事
そして、彼女達が所属する組織についてある程度説明がされた後のようで。

[メイン] 暁美ほむら : 「それ以前の段階……日常を過ごす上で、大事な事柄かしらね」

[メイン] うずまき ナルト : 「………?」

[メイン] 暁美ほむら : 「いくら誤魔化しているとわかっても、主観では裸寸前のままだもの……まともに日常生活を送れない人は出るわ」

[メイン] うずまき ナルト : それはそうだってばよ。
この格好で、まともなままでいられるわけがねぇってばよ……!

[メイン] 暁美ほむら : それこそ、羞恥心が強い者などは一気に日常から切り離される

[メイン] 暁美ほむら : 「ある程度のオーヴァードは、日常に擬態する事ができる…けれど、MBは別になるわけね」

[メイン] うずまき ナルト : 「……………」

[メイン] うずまき ナルト : ……そうか、戦艦の姉ちゃんから説明してくれたけど。
オレ達は……人と、そしてバケモンのちょうど間にいるようなもんで。

[メイン] うずまき ナルト : オレ達が"人"であり続けられるのも……"日常"があるからこそ
……繋がりがあるからこそ、自分が自分であることを、認識できる……。

[メイン] うずまき ナルト : そしてこの、MB化ってのは……一気に自分の位置を
"日常"から突き放してるもんだ……そうなると、UGNでって話に留まらねぇ。
このMB化の治療方法が分かるまで、ずっと……大事にしなくちゃいけねぇこと。

[メイン] うずまき ナルト : 「………そうか、普段の自分を保ち続ける……
 "忍び耐える"ことが……大事、ってことか……」

[メイン] 暁美ほむら : 「そうなるかしらね…まあ」

[メイン] うずまき ナルト : 「……?」

[メイン] うずまき ナルト : ちらりと、ほむらの方を見て。

[メイン] 暁美ほむら : 「”見られる“趣味が無いなら、それで良いのよ」

[メイン] うずまき ナルト : 「!? し、趣味って……オレは、そんな趣味はねェってばよー!」

[メイン] うずまき ナルト : うがー!と叫びながらも。
この話で少し、気になったことがあった。

[メイン] うずまき ナルト : 「………つ、つかよ、ほむら
 ほむらは、オレと同い年くらいって聞いたのに……すげェなんか
 大人びてるっていうか………」

[メイン] うずまき ナルト : 自分の黒マイクロビキニを少し引っ張りながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「普通!こんな格好で!命の掛かった仕事なんて……
 やんねぇ、だろ……!?
 それに……ほむらは、女だ、こういう力仕事ってのは
 オレとか……野郎がやるもんなんじゃねェのか……?」

[メイン] うずまき ナルト : 「なんでほむらは……UGNにいるんだってばよ?」

[メイン] 暁美ほむら : 「……そうね」

[メイン] うずまき ナルト : 率直な疑問であった。
辱めを受けながらも、自分よりも自律しているほむらが
同年齢だというのに、どうしてこうも違うのか……。

[メイン] 暁美ほむら : 「メリットは多いけれど、ある程度要約するなら…」

[メイン] 暁美ほむら : 「頭の中にいる友達のため、かしらね」

[メイン] うずまき ナルト : 「………!"友達"………」

[メイン] うずまき ナルト : その言葉に、共感を覚えたように目を開きつつも……。

[メイン] うずまき ナルト : 「……?……でも、頭の中……?それって……どういう意味だってばよ……?」

[メイン] 暁美ほむら : 「そこにしか、いないからよ」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………?????」
頭の上に、ハテナマークが浮かぶだけであった……が。

[メイン] 暁美ほむら : 髪を靡かせると、そのまま先を歩いていく

[メイン] 暁美ほむら : これ以上、この話題を続けるつもりは無いという意思表示なのだろう

[メイン] うずまき ナルト : その目は、自分を揶揄っているような、誤魔化しているような
そんな目ではなかった。

[メイン] うずまき ナルト : 「……………そっか」
……話したくもねェことの、一つや二つ……そりゃ、あるよな。

[メイン] うずまき ナルト : だが、一つだけ分かったことがあった。

[メイン] うずまき ナルト : 「………ほむら!!!」

[メイン] 暁美ほむら : 「…なに?」

[メイン] うずまき ナルト : 「オレ、お前のこと勘違いしてたってばよ
 ………ほむらの中にある……熱いもんを、オレは見たってばよ
 ……確証とかは、ねぇんだけどさ……」
へへ……と小さく笑いながら。

[メイン] うずまき ナルト : しかしナルトは、野性的本能とも言うべきなのか。
ほむらに対し、自分と何か、似通ったものを感じ取った。

[メイン] うずまき ナルト : 「………お前、超かっけぇってばよ!」

[メイン] うずまき ナルト : 拳を軽く突き出しながら、ほむらを真っ直ぐ見てそう言う。

[メイン] 暁美ほむら : 「……よく、わからない事で褒めるのね」

[メイン] うずまき ナルト : 「へへへ!」
少年のよう笑い。

[メイン] うずまき ナルト : 「……だってよ、ダチの為に命張れるってんならよ
 それって……最高じゃねぇか!
 ……オレも、初めてできた友達……舞のためなら……
 ─────もう、負けねェしよ」

[メイン] うずまき ナルト : 青い瞳の奥で、小さな炎が燃える。

[メイン] 暁美ほむら : 「…そう、油断はしないでね」

[メイン] うずまき ナルト : その炎は、ほむらに対する対抗心のようなものでもあった。
女の子なのに、自分よりも早く、友達のために戦いの場に身を投じていたというのだから。

[メイン] うずまき ナルト : ─────負けられない。

[メイン] うずまき ナルト : 「ああ!分かってるってばよ!
 ─────うずまきナルト!ここに宣言するってばよ!
 ……ほむら!オレは、お前のライバルだってばよ!」

[メイン] うずまき ナルト : ニッ!と笑いながらも─────。

[メイン] うずまき ナルト : 「……………!!」

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト : 《鋭敏知覚》

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト : ぴくりと、ナルトの頬が動く。
そして金髪が若干、逆立つようになり。

[メイン] うずまき ナルト : 「………"アイツ"の"気配"だってばよ……!
 ……場所は………あっちだってばよ!!」

[メイン] うずまき ナルト : 《軽功》

[メイン] うずまき ナルト : びゅんッ!!
まるで、忍びのように身軽な動きで、街を駆け出す。
ただ真っ直ぐ、一直線に─────!!

[メイン] 暁美ほむら : 「…あの機動力は、私には無いわね」

[メイン] 暁美ほむら : 一方、こちらは重装備に加え
別段肉体的強化が無いほむら

[メイン] 暁美ほむら : 無論、一般市民を床のシミにはできるが
それはそれとして、大きく遅れ追いかけていった

[メイン] ”ブルーフレイム” : 男は、人気のない街角で他の構成員から連絡を受けていた
彼は戦闘を得意とはしているが、索敵は不得手であり、それゆえに”彼ら”の接近にもワンテンポ遅れる

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「………チッ、てめェらか」

[メイン] うずまき ナルト : 「─────見つけたってばよ!」
《軽功》により、高く飛び上がった後、着地ッ!

[メイン] うずまき ナルト : そして、ブルーフレイムをじっと見つめる。

[メイン] うずまき ナルト : 「……ッ………!!肌が、ピリピリするってばよ……!!
 相変わらず……だな……!ブルーフレイム!!」

[メイン] うずまき ナルト : 歯を食いしばりながらも、ブルーフレイムと自分の力の差を
場を支配するプレッシャーにより感じ取る。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「……そう言うお前らは2人で、か…」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………ああ!」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「……まあいい。何が目的だ?
 わざわざ殺されに来たわけでもないだろうし、”奴”の居場所を教えに来たのか?」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………ああ……舞の居場所は、ぜってーに教えねェし!
 殺されにも、来たわけじゃねェ……!!」
必死に、意地を張るようにそう叫ぶ。

[メイン] うずまき ナルト : 「………それに、お前との力の差は、分かりきってるってばよ……!
 ……だけどよ……!その上で……お前に、頼みてェことが、あんだ……!」

[メイン] 暁美ほむら : ケースに手を添えながら様子を見守る

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「フゥン…ま、言ってみろよ」
両手を鳴らしつつ、腕は構えたまま

[メイン] うずまき ナルト : 「………ありがとよ……」
曲がりなりの礼儀として、感謝を伝え。

[メイン] うずまき ナルト : 「………舞を……舞の父ちゃんを追うのを、止めてほしい!
 オレの頼み事は……たったそれだけだってばよ!」

[メイン] うずまき ナルト : 無理な願いだというのは、重々承知している。
それでもナルトは、叫ぶ。

[メイン] うずまき ナルト : 今にも押し潰されそうな威圧の中、腰が自然と低くなりながらも。
ブルーフレイムを見上げ、強く目を開きながら叫ぶ。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「…残念だが、それは無理な相談だな」

[メイン] うずまき ナルト : 「ッ………」
分かっていたが……クッ……!

[メイン] 暁美ほむら : やはり、だろうか。
彼には彼で目的がありあの様な格好をしているのだろうが…さて

[メイン] うずまき ナルト : 「……なんでだよッ!なぁ……!なんで、追わなくちゃいけねェんだ!
 もう……だって!オレも!舞も、舞の父ちゃんも……!
 既に……こんな格好に、なっちまってんだ……!」
自分のマイクロビキニを少し引っ張りながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「分かんねぇけど……クラックト・シーシェル……だったか……?
 欲望だったかなんだかはもう、叶ってんじゃねェのか……!?」

[メイン] うずまき ナルト : ナルトの認識では、クラックト・シーシェルは、全人類を
こんなふざけた格好にするために、テロ活動している組織、という認識であった。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「坊主、世の中ってのはそう簡単にはいかねェ。マイクロビキニ着ただけじゃあ叶わない願いってのもある」

[メイン] うずまき ナルト : 「………え……?」

[メイン] うずまき ナルト : 「ど、どういう……ことだってばよ……!?」

[メイン] 暁美ほむら : 「……そうでしょうね」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「……無限大の力なんて聞こえはいいが、引き出せる力には限界がある
 それを出力する人間に限界があるからだ」
今までの粗暴な雰囲気とは一転、理路整然と話し出す

[メイン] うずまき ナルト : 「…………!!……限界……」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「その限界を超える力を、オレ”たち”は追い求めていた
 そのキーは、きっと奴だ」

[メイン] うずまき ナルト : 「……?……"たち"……?……仲間が、いんのか……?」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「”奴”には親代わりの男がいた。そいつとオレで作り上げたのが、”奴”…舞を鍵としより一層”ミクロビキニ”の力を引き出す計画だ」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「……なんでこんなことまで話してんだ、オレは。
 お前らをこれから殺すことへの贖罪か何かかね…」

[メイン] うずまき ナルト : 「………………」
ナルトは……真剣な顔で、ブルーフレイムの話を聞いていた。

[メイン] うずまき ナルト : 「……裏切られた……っていうことか……?」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「さあな。オレにはそんなことは関係ない
 一つ確かなのは、その男は計画を降りて、鍵を持ち出したってことだけだ」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………………」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「なら、鍵を取り返すしかないだろう?」

[メイン] うずまき ナルト : ………視点が、変われば、こんなにも話が違う。

[メイン] うずまき ナルト : 「………なぁ……ブルーフレイム、お前は……すっげー強ェ奴だってばよ
 なのに……それなのに……まだ上を目指したい……ってこと、なんだろ……?」

[メイン] うずまき ナルト : 「誰かに裏切られても、それでも……突き進む理由って
 ……なんだってばよ」

[メイン] うずまき ナルト : ナルトは─────形はどうあれ、裏切られ、そして……。

[メイン] うずまき ナルト : "孤独"となったブルーフレイムに対し……感じるものが、あった。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「…それをお前らに話して、何かオレに利益があるか?」

[メイン] うずまき ナルト : 「………………」

[メイン] うずまき ナルト : 視線を少し落とし……そして、自分の握り締めた拳を見て。

[メイン] うずまき ナルト : 再度─────ブルーフレイムを、真っ直ぐと見て。

[メイン] うずまき ナルト : 「………力になれるもんがあるなら、なる」

[メイン] うずまき ナルト : 「……分かんねェけど……お前は、今のお前は……
 こうなる前のオレと………なんか、似てる気がして
 ………だとしたら、お前を否定すんのって……なんか」

[メイン] うずまき ナルト : 「……オレ自身を否定してんのも、同じだよな、って……」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「似てる、ね…」
ハァと息を吐き

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「オレたちの目的は、死者の蘇生
 マイクロビキニを以てしても未だ叶わぬ、奇跡だ」

[メイン] うずまき ナルト : 「……………!!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 目を大きく開く。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「オレは親友を、アイツは実の娘を。
 それぞれ生き返らせる。そのためにオレたちは手を組んだ。力と知恵を出し合ってな」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………そう……だった、のか………」

[メイン] うずまき ナルト : だらんと、ナルトの腕が下がる。

[メイン] 暁美ほむら : 「……そう、そんな目的があったのね」

[メイン] うずまき ナルト : ─────親が、子のために。
ちくりと、胸に刺さる、痛いものを感じるナルト。

[メイン] うずまき ナルト : 「……………そう、だよな……」
ナルトの脳裏にも浮かぶ……いないはずの、両親の姿。

[メイン] うずまき ナルト : 二人は今、もう既に死んでしまっている。
……自分を、一人にしてしまった。
だからナルト自身は、ほぼ恨んでいるようなものであった……が。

[メイン] うずまき ナルト : 「…………死んだ人間が、生き返るかもしれねェなら……
 ……オレも……その願い……叶えてェって、思っちまうかもしれねぇってばよ」

[メイン] うずまき ナルト : 視線を落としながら、そう言う。

[メイン] うずまき ナルト : 「………オレ、父ちゃんと母ちゃん、いねェんだ」

[メイン] 暁美ほむら : ケース固く掴んだまま
ナルトに目を向ける

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「……そうか」

[メイン] うずまき ナルト : 「………わかるってばよ」

[メイン] うずまき ナルト : 顔をゆっくりと上げ……そして、ブルーフレイムを真っ直ぐと見る。

[メイン] ブレイズ : 「────よろしくやってるね、少年少女たち」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………!!こ、この声は……!?」

[メイン] ブレイズ : ぽん、とナルトとほむらの頭に、熱のこもる手が置かれる。

[メイン] 暁美ほむら : 「…どうも」

[メイン] うずまき ナルト : バッ!と振り返るとそこには─────温かな炎が。

[メイン] うずまき ナルト : 「ほ、炎の姉ちゃん!?……ど、どうしてここに……!?
 だ、だって!炎の姉ちゃんは……舞の父ちゃんの問題を
 どうにかするって……」

[メイン] うずまき ナルト : 目をぱちぱちとさせ、困惑しながら見上げる。

[メイン] ブレイズ : 「アハハ、まあねー!勿論君たちを信用しなかったわけじゃないよ?
 ……ただ、子どもたち相手にFHエージェントの相手をするわけだからね。」

[メイン] ブレイズ : 「事が起きてからじゃ遅い。
 それに、そっちの方は頼れるオトナがいるからね!」

[メイン] うずまき ナルト : 「……!!……オトナ………」

[メイン] ブレイズ : ニッ、と笑いウィンク。
オトナ────北上には、出る前にそう伝えておいた。

[メイン] 暁美ほむら : …頼りになる、のだろう
先程もナルトの危機に一番に駆け付けたのは彼女なのだから

[メイン] うずまき ナルト : 「…………へ、へへ……べ、別に!……オレ一人で
 どうとでもできたけど!
 ……来てくれて、ありがとう……だってばよ……」

[メイン] うずまき ナルト : ─────実際、ナルトはすっかり、ブルーフレイムに己を重ねてしまった。
本来であれば、敵対する者であるというのにも関わらず。
だからこそ……どうすればいいか、決めあぐねていたところにやってきた
……真っ赤な炎の師匠が、頼もしく見えた。

[メイン] ブレイズ : 「ん!……さっきは、いいとこ見せてもらったよ!
 フフ、君は……変わらず、根っこが真っすぐしてるね」

[メイン] ブレイズ : ナルトの頭を乱暴に、ぐしゃぐしゃと撫でるようにしつつ。

[メイン] ブレイズ : 「さて、お話はちょっと聞いてたけど……
 ……浮かない顔かな? ほむらちゃん」

[メイン] ブレイズ : そのまま、ほむらの顔の前に飛び出すように。
ニッ、と笑ったままの顔だが、目は真剣に問いかける。

[メイン] うずまき ナルト : 「わっ!う、うぅぅ……」
ブレイズになすがままに撫でられながらも、特に抵抗せず、満更でもない顔をしながら。
ちらりと、ほむらの方を見る。

[メイン] ブレイズ : 「人が生き返ることは……あなたにとって飲み込めないかな?」

[メイン] 暁美ほむら : 「……ええ、その通りよ」

[メイン] ブレイズ : 死者蘇生。レネゲイドの力をもってしても、故意に起こすことができない技術。
そもそも、行使していいものか。倫理的に問題はないか。死ぬ前、生き返った後の自分は同じか。
なによりも────

[メイン] ブレイズ : 当人が満足できるのか。

[メイン] ブレイズ : 問題は、さまざまあるだろう。

[メイン] 暁美ほむら : 「タダでさえ倫理的な問題から、成功しても問題が噴き出すのは目に見えている」

[メイン] 暁美ほむら : 心境面の反発から営利目的の強奪
或いは思想を犯された事による暴走

[メイン] 暁美ほむら : その技術は存在するだけで、世界へ混乱を齎す疫病の様な物だ

[メイン] 暁美ほむら : 「私は、”今“の世界を守る。UGNの大義と同じ様に」

[メイン] 暁美ほむら : 親友に戻ってきて欲しい気持ちはわかる
もしも、それが当然の世界であれば。悩みはあれど頷いただろうが……

[メイン] 暁美ほむら : 「戦乱を齎す技術は、排除する。既に大きな被害を出した相手なら尚更よ」

[メイン] 暁美ほむら : ブルーフレイムは強すぎる
放置しておくには能力の規模も、思想も、倫理観も全てが規格外だ

[メイン] ブレイズ : 「……まぁね。この技術が引き起こす問題は、数えたってキリがない」

[メイン] ブレイズ : 滑り坂問題のようなもの。どこかでブレーキを踏まないと、あれやこれやと滑り坂を転がるように、技術は発展していく。

[メイン] ブレイズ : 「それじゃあ、ほむらちゃん
 排除するために……彼と戦うつもり?」

[メイン] ブレイズ : 「あるいは引いてもらうために────舞ちゃんを、彼に手渡す?」

[メイン] ブレイズ : 真剣な顔で、じっとほむらへと目を向ける。

[メイン] 暁美ほむら : 「必要なら、戦うわ。この世界を守る為なら、何度でも」

[メイン] ブレイズ : 「それはダメだよ」

[メイン] ブレイズ : 指を一本立ててほむらに見せる。

[メイン] 暁美ほむら : 「……」

[メイン] ブレイズ : 「まず、私は勝てない戦いに子どもを送るほど
 大人として出来てないわけじゃないんだ」

[メイン] ブレイズ : このMB本部を任されたエージェントとしての責任がある。
少年兵がまかり通っているとはいえ、そこを通すわけにはいかない。

[メイン] ブレイズ : 「それに、だ」

[メイン] ブレイズ : 「戦えばここ一体が火の海になる。文字通りね
 そこの火に巻き込まれるのは────果たして、キミとブルーフレイムだけかな?」

[メイン] 暁美ほむら : 「………」

[メイン] 暁美ほむら : 手段はないわけでは無い
それこそ、特殊なフィールドを作る術はUGNも持ち合わせている、が……

[メイン] ブレイズ : 争いの中に何が起きるかわからない。
人気のない場所だが、こんな所だからこそ人が迷い込んでいる可能性だってある。

[メイン] 暁美ほむら : 「…命令には従うわ。貴女が、選択を誤らない限りは」

[メイン] ブレイズ : 丁度────ナルトが戦いに巻き込まれたように。
絶対、ということは起こりえないのだ。

[メイン] ブレイズ : レネゲイドの免疫を目的とするUGNからすれば、レネゲイドの戦禍に巻き込まれ一般人が覚醒するリスクの方が大きいだろう。

[メイン] ブレイズ : 「フフ、ありがと。
 まああなたも心配することは理解できるからね」

[メイン] ブレイズ : 「ま、もしあなたが心の底まで納得できてないなら」

[メイン] ブレイズ : 「私たちじゃ勝つことは無理だから、彼のことは他のエージェントに引き渡すことになるよ。それでもいい?」

[メイン] ブレイズ : 表情は変わらず硬いまま、ほむらへと目を向ける。

[メイン] ブレイズ : つまりは────手を引け、ということ。
UGNは人材が少ないとはいえ、荒事専門の支部もある。
そちらに任せることでもいいのか、ということ。

[メイン] ブレイズ : もちろん戦いが激しくなれば、それに加えて被害も増大する。
ナルトのような無関係の人が巻き込まれるリスク、戦いにより周囲のモノが”覚醒”するリスク。
こちらも、考えればキリがない。

[メイン] ブレイズ : ただそれでも、私たちが戦うよりかはいくらかマシな結果が出るだろう。
私たちの勝ち目は、悔しくも、0だ。

[メイン] 暁美ほむら : 「そうね」

[メイン] 暁美ほむら : 既に被害は出ている
力量がハッキリした以上、彼を確実に倒す戦力を待った方が、被害は少ない

[メイン] 暁美ほむら : 「私達は退いて、後発の戦闘部隊に任せる。良い案だわ」

[メイン] ブレイズ : 「……うーん、そっか~」
苦笑いを向けつつも。

[メイン] ブレイズ : 「それじゃあ、お疲れ様。
 イリーガル”暁美ほむら”は作戦を諦めた、ということにしておくね」

[メイン] 暁美ほむら : 「……そう、わかったわ」

[メイン] ブレイズ : そう、エージェントとして言い渡す。
現場管理を任された大人としての判断を。

[メイン] うずまき ナルト : 「─────ッ……!ま、待ってくれよ炎の姉ちゃん!
 ……オレは……オレは!!!」

[メイン] うずまき ナルト : ダンッ!と一歩踏み込み。

[メイン] うずまき ナルト : 「諦めねェってばよ!!ここで逃げんのは……
 アイツから、逃げるのは……
 オレ自身から!目を背けることだってばよッ!」

[メイン] うずまき ナルト : 「曲げねェ……!!……ど、どうにかする方法は……
 まだ、何も思いついてねぇけど……!!
 で、でも……!!逃げたくねェんだ………!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「ほむら!!!お前も何やってんだってばよ!!!
 ダチのために戦ってんじゃねェのか!?!?
 ここで逃げて、なぁにが"今"の世界を守るだってばよッッ!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 噛みつくように、叫び散らかすナルト。

[メイン] うずまき ナルト : ─────去っていく背中をナルトはただ、じっと見ることしかできなかった。

[メイン] ブレイズ : 「…………こりゃー……北上っちに任せるかなぁー」

[メイン] うずまき ナルト : 「………クッ……!……炎の姉ちゃん!!オレは、オレは!!!
 諦めねぇってばよ!!!……だから……な、なぁ……!」
ブレイズに縋るように。

[メイン] ブレイズ : ぐしぐしと髪の毛を抑えながらも、その背中を見ていたが。

[メイン] ブレイズ : 「…………」

[メイン] ブレイズ : 「君は、この事件を自分の手で……解決したい。そういうことかな?」

[メイン] うずまき ナルト : 「……………ああ……!」
こくりと、頷き。

[メイン] うずまき ナルト : 「……でも、アイツは……殴れねェ……
 別に、力の差にビビったとか……そういうんじゃなくて……」

[メイン] うずまき ナルト : 「………アイツにはアイツなりに、叶えたいもんが……
 背負ってるもんが、あって……だから………」

[メイン] ブレイズ : 「……相手がFH……テロリストだとしても拳を振るう事が出来ない、か」

[メイン] ブレイズ : ナルトの目は、まっすぐブルーフレイムを見ていた。
そこに曇りはなく、ただ炎だけがあって。

[メイン] ブレイズ : 「エージェントとしては咎めるべきなんだろうけど……
 ────いいよ。私もアイツとはやり合いたくないしね」

[メイン] うずまき ナルト : 「……………!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 顔を見上げ、ブレイズをじっと見る。

[メイン] うずまき ナルト : 「ほ、炎の、姉ちゃん………!!
 あ、ありがとう、だってばよ………!!!」
大きく頭を下げ。

[メイン] ブレイズ : もしUGNの立場から見るなら、彼と戦う事こそが問題だ。
感染物質があたりに広がる可能性、そして人が巻き込まれる可能性。
そもそも、凄腕のエージェントを待っている間に、舞が奪われる危険性がある。

[メイン] ブレイズ : ならば相手に利を与える。
それで、手を引いてもらえるのならば、御の字。
1も払わずに10を得ることはできない。

[メイン] ブレイズ : 「いいのいいの!私がそうしたいってだけだもの!」

[メイン] ブレイズ : と、両手でナルトの頭をぐいっと上げて。

[メイン] うずまき ナルト : ……へへ、すげぇな……やっぱ、炎の姉ちゃんは……。

[メイン] うずまき ナルト : 「………!」

[メイン] うずまき ナルト : 「………へ、へへへ……!……じゃあ、気が合うってばよ!」
ニッ!と笑いながら─────。
ブルーフレイムの方へ向き直り。

[メイン] うずまき ナルト : そしてブレイズへと、語る。
─────ブルーフレイムが背負っていたもの。
MB化で叶えたい、"欲望"を。

[メイン] ブレイズ : 「…………なるほどね」

[メイン] ブレイズ : その話を、猫のような獣耳を動かし聞き届けて。

[メイン] ブレイズ : ……死んだ人が生き返る、か。
……気持ちはわからないでもない。私も”師匠”に会えることが出来たなら。
そう、思ってしまうのだから。

[メイン] ブレイズ : ただ、ブレイズ個人としてその選択は取らない。
任務に私というノイズは必要がない。
あくまで、任務を遂行するための最適な手段を選択する。

[メイン] ブレイズ : 「おっけー、ありがとナルトくん!
 ちょーわかりやすかったよ!」

[メイン] ブレイズ : と、また無遠慮に頭を撫でまわしつつも。

[メイン] うずまき ナルト : 「わっ!!う、ううぅぅぅ……」

[メイン] ブレイズ : 「それじゃ、”ブルーフレイム”
 この子の思いと、現実的な手段を備えた方法……言わせてもらっても、いいかな?」

[メイン] ブレイズ : 改めて、ブルーフレイムに目を向ける。

[メイン] ブレイズ : こちらの話をただ待っていた彼は、ただ呆けていたわけではない。
ナルトとほむらが向かった際、ある種隙を突いていたこととなった。

[メイン] ブレイズ : ところが今は、彼は臨戦状態。隙なんてどこにも存在しない。
じわりじわりと、彼の背中に陽炎が見えるようで。

[メイン] ブレイズ : ハハハ、次あったら奇襲もマトモに成功しないだろうね……
……これを通さなかったら、一巻の終わりだ。

[メイン] うずまき ナルト : ごくりっ……!唾を大きく飲み込む。

[メイン] うずまき ナルト : 炎の姉ちゃんと、そしてブルーフレイムから放たれる"熱気"は
小さな少年に、大きな緊張を走らせていた。

[メイン] うずまき ナルト : 冷や汗が、首筋を伝いながらも。
ブレイズの返答を追うように、ブルーフレイムの方へと青い瞳を向ける。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「一人減ったか…殺す人数が少ないなら、楽でいい」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「で、舞は引き渡すのか? それとも……ここで死ぬか?」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 2択だ、と言わんばかりに
一歩ずつ近づいてくる

[メイン] ブレイズ : 「っ……その”どちらでもない”」

[メイン] ブレイズ : 冷や汗は落ちる。ブルーフレイムの熱気に、すぐに蒸発するが。

[メイン] ブレイズ : 「私はね、あなたに3つ目の選択肢を用意できるわ」

[メイン] ブレイズ : 彼の歩みに、ブレイズは引くことがない。
じっと見つめたまま。

[メイン] ブレイズ : 「────”UGNも死者蘇生の研究に携わる”」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………!?」
目を丸くし、ブレイズの方へと視線を向ける。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「…………何?」
ぴたりと、足を止め

[メイン] ブレイズ : ……ふぅ。興味は引けたみたいだけど。

[メイン] ブレイズ : 「アハハ、ごめんね。UGNは正義の味方じゃない。
 レネゲイドの拡散を止めるために、あの手この手を尽くす組織なんだ」

[メイン] ブレイズ : ナルトにそう伝えつつ、ブルーフレイムへと目を向きなおす。

[メイン] うずまき ナルト : 「え゛っ!?!?そ、そうだったのか……!?」
戦艦の姉ちゃん!オレに嘘吐いたってばよ!?

[メイン] ブレイズ : 「今、舞ちゃんだけじゃない。”ブラックハウンド”もUGNで保護している。
 彼をこちらで引き取り、Rラボで研究していけば……
 少なくとも、あなた一人でこの問題を抱えることはないんじゃないかしら?」

[メイン] ブレイズ : FHに付きまとうのは、いつだって金銭問題だ。
それに比べUGNは組織の一つであり、金は揃っている。
Rラボ────レネゲイド研究施設で研究が進むのなら、進みは比べるまでもないだろう。

[メイン] ブレイズ : そして、UGNのこのメリットは二つある。
一つは”ブルーフレイム”との戦闘を止める事。

[メイン] ブレイズ : もう一つは、”死者蘇生”の技術をUGNが握るという事だ。

[メイン] ブレイズ : もし実用化に至った際、UGNの規則に反するものであれば、対策を考える事が出来る。研究を行っているのであれば、その対策は迅速に取ることができるだろう。

[メイン] ブレイズ : 少なくとも────UGNがレネゲイドを秘匿している間。
死者蘇生の技術は、世界中に広まる事は、ない。

[メイン] ブレイズ : 「その代わりの見返りは、あなたがこの件から手を引くこと。
 ”ブラックハウンド”も、舞ちゃんもね」

[メイン] ブレイズ : どう?と、一歩踏み込んだ足と共に、そう告げる。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「……あの”ブラックハウンド”が、ねェ…」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「アイツはお前らの基準じゃラボに置けないだろ。 そこら辺どうすんだ?」

[メイン] ブレイズ : 「……!」

[メイン] うずまき ナルト : 「っ………!!」

[メイン] ブレイズ : 確かに、ブラックハウンドは……ジャーム。今の基準を通して、UGNで保護すれば……待っているのは、凍結処分。

[メイン] うずまき ナルト : ……教えてもらった、侵蝕率という基準。
これを100%上回ってしまったら……ジャームと見なされてしまう。

[メイン] うずまき ナルト : う、く、くそっ……!何から何まで、問題だらけ……だってばよ……!

[メイン] うずまき ナルト : どうしたら……一体、どうしたらいいんだってばよ……!

[メイン] 北上 : 「それが置けちゃうんだなぁ~これが」
ナルトとブレイズの背後から現れて

[メイン] うずまき ナルト : 「わぁああぁっ!?!?!」

[メイン] うずまき ナルト : 背筋を思いっきり伸ばして、これでもかというくらい驚く。

[メイン] うずまき ナルト : 勢いよく振り向くとそこには─────。

[メイン] うずまき ナルト : 「……!!せ、戦艦の姉ちゃん!!!」

[メイン] ブレイズ : 「……おわあぁあああっ……!??!?」

[メイン] ブレイズ : 流石のブレイズも、猫のようにぴーんと背筋を伸ばして。

[メイン] 北上 : 「確かに実測値は100%を超えてたけどぉ、まだ”戻れる”領域だったんだ~」
驚かせてごめんね~と手を振りながら

[メイン] ブレイズ : 「……北上……!?」

[メイン] うずまき ナルト : 「………!?も、戻れる……!?本当なのか!?戦艦の姉ちゃん!!」

[メイン] うずまき ナルト : 北上の方へ寄り、見上げながら。

[メイン] ブレイズ : 「…………!!!!」

[メイン] ブレイズ : 頼んでいた、”あの件”は……通った!?

[メイン] 北上 : 「ジャーム化しないためには、そうしないための意志が必要なんだけどね。ある程度まではそれで戻れるんだ
 精密検査の結果、”ブラックハウンド”はどーにかその範疇だったワケ」

[メイン] うずまき ナルト : 「!!!………す、すげぇ……そう、だったのか……!?」
いつの間にか、そんな大きな情報を手に入れていた北上に対し
強く、大きな感嘆の声を上げる。

[メイン] 北上 : 「まーこれは…”娘”想いだったからか、それともFHの癖に研究に集中して戦闘はしてなかったからか…それは分からないけども」

[メイン] うずまき ナルト : ……炎の姉ちゃんも、戦艦の姉ちゃんも、すげぇ……。
なのにオレは…………。
………このままじゃ、いられねぇってばよ。

[メイン] うずまき ナルト : 「……舞……」
娘想いという言葉に、感じるものがあり。
そして─────ブルーフレイムの方へ向き。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「ハッ、戦闘はオレの担当だったからなァ…」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………オレも……オレに何ができるかわかんねぇけど!」

[メイン] ブレイズ : 「へえ……北上、やるじゃん!!」
と、ついつい!と膝で彼女の方を突きながらも。

[メイン] うずまき ナルト : 「死者を蘇らせる研究!!……何かの形で、手伝うってばよ!!!」

[メイン] ブレイズ : ナルトの仕草に、ぱっと目が向き。

[メイン] うずまき ナルト : 「……死んだ人間を蘇らせることが、良いことなのか、悪いことなのか
 正直オレは……わかんねぇけど、でもよ………!!
 ─────希望の火を、信じることは……」

[メイン] うずまき ナルト : 「罪なんかじゃ、ねェだろ………!!」

[メイン] 北上 : 「ふーん…なかなかいいこと言うじゃ~ん」

[メイン] うずまき ナルト : 「へ、へへへへっ……!!」
恥ずかしそうに、ニッ!と笑いながらも……。

[メイン] うずまき ナルト : 「……あーー!!てかてか!戦艦の姉ちゃん!!
 姉ちゃん達が所属する組織!正義だって聞いたけど!
 炎の姉ちゃんが!正義じゃねぇって言ってたぞ!?
 どういうことだってばよーーー!?」

[メイン] うずまき ナルト : ナルトも、ブレイズと同じように、膝で北上の太ももを突っつく。

[メイン] ブレイズ : 「……フフ、この子は……
 ……子ども癖に、大人顔負けのこと言ってくれるんだから」
ぐしぐし、とナルトの頭をまた撫でまわしながらも。

[メイン] うずまき ナルト : 「うぇっ!?あ、うぅぅ……」
後ろから頭を撫でまわされ、声を漏らしながら。

[メイン] 北上 : 「ただでさえここ熱いんだから近寄るな~…
 ま、100%正義の組織じゃないね。正義を貫けないことだって、ある」

[メイン] 北上 : でもね、と前置きして

[メイン] うずまき ナルト : 「……!」

[メイン] ブレイズ : 北上に、目を向ける。

[メイン] 北上 : 「ここがあたしにとっての正義を一番貫けるところなのだ
 同じ志を持つ仲間が沢山いるから、ね」
ブレイズを見て、それからナルトを見る

[メイン] うずまき ナルト : 「………!……戦艦の姉ちゃん………!」

[メイン] うずまき ナルト : 目を見開き、キラキラと輝かせながらも。
……ゆっくりと、頷く。

[メイン] ブレイズ : 「……あーもう!」

[メイン] うずまき ナルト : ……一人じゃ、ねェんだな、オレ……!

[メイン] ブレイズ : 「二人とも、嬉しいことばっか言ってくれるんだから!」

[メイン] うずまき ナルト : ナルトもまた─────心から、嬉しくなった。

[メイン] うずまき ナルト : まるで、家族ができたようで。

[メイン] ブレイズ : と、ナルトと北上を巻き込んで────またも、お決まりのハグをしようとする。

[メイン] うずまき ナルト : 「!? ま、待ったってばよーーー!」
ハグされる前に、ブレイズに手を伸ばし、静止しようとする。

[メイン] 北上 : 「ほらほら敵さんの前なんだから、二人とも集中集中!」
そんな反応にちょっと頬を赤らめながら、話を逸らすように

[メイン] うずまき ナルト : ナルトは、中学1年生くらいの年齢だ。
凹凸豊かなボディのハグは!あまりにも刺激が強すぎのと─────。

[メイン] うずまき ナルト : 「………あ、ああ!……てか、それに……」

[メイン] うずまき ナルト : ブルーフレイムの方を、真っ直ぐ見て。

[メイン] ブレイズ : そして、二人の言葉に感極まったが、その二人の言葉に制止されつつ。

[メイン] うずまき ナルト : 「─────オレにとっては……"敵"じゃ、ねェ」

[メイン] うずまき ナルト : 一歩、踏み込み。

[メイン] ブレイズ : 「……!」

[メイン] うずまき ナルト : 「………信じてもらえる何かを用意は、できねェ
 だけどよ……信じて、ほしんだってばよ」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………頼む」

[メイン] うずまき ナルト : そう言い─────本来敵対相手であるテロリストに対し

[メイン] うずまき ナルト : 無防備にも、深く頭を下げた。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「………プッ、ハハハハハ!
 オレに対してそんなことした奴を見るのは久しぶりだ!」
ナルトの行動を見て、腹を抱えて笑う

[メイン] ”ブルーフレイム” : それと同時に戦意も少しずつ引いて行く

[メイン] うずまき ナルト : 「なっ!?オ、オレ!結構頑張ったんだぞ!?
 なんで笑うんだってばよーーー!!」
眉をハの字にしながら、ぷりぷりと怒る。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「信じる、か……」
少し遠い目をした後

[メイン] うずまき ナルト : 「……………………」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「まあ、いいだろう
 UGNも舞のことは喉から手が出るほど欲しがってるはずだ。研究材料としてな
 なら…”ブラックハウンド”がそのまま移るってのも、納得はいく」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「だが、その決意したんなら、覚悟はしておけよ
 研究内容によってはまた”ブラックハウンド”は逃げ出すかもしれねェし、何より…」

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「実験に舞が耐える保証は、ないんだからな」

[メイン] うずまき ナルト : 「─────そん時は」

[メイン] うずまき ナルト : 握った拳を、ブルーフレイムに見せる。

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト : 「オレが必ず、舞を助けるってばよ」

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト : 強く見つめながら、そう告げる。
静かな風が、金色の前髪を揺らしながら。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「そうか」

[メイン] ブレイズ : ……なんだよ、それ。
そんなのチョー、カッコいいじゃん。
……フフ、男の子、って感じだ。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 青の瞳を正面から受け止める
ナルトに対するその目は、どこか懐かしいものを見るかのようで

[メイン] 北上 : 「言ったね~、少年
 もちろん君もこっちで働いてもらうからねぇ」
うりうり、と肘でナルトを突く

[メイン] うずまき ナルト : 「ういっ!?」
横腹を突っつかれ、体を少しくねらせながらも。

[メイン] うずまき ナルト : 「あ、ああ!わかってるってばよ!
 ………て、ていうか、逆に……」

[メイン] うずまき ナルト : 「……オレの方から……姉ちゃん達と一緒に、いたい……つーか……?」
指同士を、つんつんと突っつき合わせながら。
少し視線を逸らし、恥ずかしそうに頬を染めながら、小さい声でそう告げる。

[メイン] ブレイズ : 「へえ~~~?」

[メイン] 北上 : 「ふむふむ……」
あえて悩む素振りを見せる
まあ答えは決まっているのだが…

[メイン] うずまき ナルト : 「なっ……!?」

[メイン] うずまき ナルト : 不安そうに二人の顔を、交互に見る。

[メイン] ブレイズ : 悩む素振りを見せた北上に、顔を見合わせて。

[メイン] 北上 : 「まあねぇ~、うちとしては欲しいのは即戦力なわけでぇ、そうすると君は~~」

[メイン] 北上 : 「合格、だね~」

[メイン] うずまき ナルト : 「─────!!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 目を大きく開き。
ぷるぷると、震え……。

[メイン] うずまき ナルト : 感極まり、涙が漏れそうになるも─────グッ!と堪え。

[メイン] うずまき ナルト : 「………っしゃーーーーーーッ!!!」
拳を突き上げ、飛び上がる。

[メイン] ブレイズ : 「うんうん、私から見ても立派な────MB支部の仲間だ!」

[メイン] ブレイズ : ニッ、と笑いそう返す。

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「さて、と」
3人に背を見せる

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「こうなっちまったらオレの仕事はここで終わりだ」
一歩ずつ遠ざかる
それと同時に当たりの温度も下がっていく

[メイン] うずまき ナルト : 「………!!……ブルーフレイム!」

[メイン] うずまき ナルト : 「……"またな"!」
拳を突き出す。

[メイン] うずまき ナルト : ロイス取得
"ブルーフレイム" 〇親近感/恐怖

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] ロイス : 3 → 4

[メイン] ”ブルーフレイム” : 「………”研究”のほうはよろしく頼むぜ
 もし鍵が逃げ出すようなことがあれば…オレはすぐにでも獲りに行く」
ナルトのかけた声に応えることはなく
肩越しに軽く手を振って消えていった

[メイン] うずまき ナルト : 「………………へへ、いつか超えてやるからな!」

[メイン] うずまき ナルト : 消えて行く炎を見やりながら。

[メイン] うずまき ナルト : 踵を返し、そしてブレイズと北上を見上げ。

[メイン] うずまき ナルト : 「……今後とも、よろしく!!だってばよ!!」
ニッ!と、無邪気な笑顔を向けるのだった。

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] GM : climax 『そして、絆は結ばれた』 登場:任意

[メイン] うずまき ナルト : 58+1d10 登場/リザレクト (58+1D10) > 58+10[10] > 68

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 58 → 68

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率B : 0 → 1

[メイン] ブレイズ : 54+1d10 登場/リザレクト (54+1D10) > 54+5[5] > 59

[メイン] system : [ ブレイズ ] 侵蝕率 : 54 → 59

[メイン] 暁美ほむら : 72+1d10 登場/リザレクト (72+1D10) > 72+6[6] > 78

[メイン] system : [ 暁美ほむら ] 侵蝕率 : 72 → 78

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] 北上 : さて、UGN上層部と”ブルーフレイム”との交渉は…上出来と言っていいだろう

[メイン] 北上 : ”ブラックハウンド”の処遇を決められたのだから、万々歳
と、行きたいところだが。まだ最後の仕事が残っている

[メイン] 北上 : それは、”ブラックハウンド”の浸食率を戻すこと
これができなきゃ全てパア
ナルトにカッコつけて見せた手前、失敗などできないワケで…

[メイン] 北上 : 「うー、失敗しないように説得かぁ…さてさてさーて、上手くいきますかね~」

[メイン] うずまき ナルト : キラキラとした目で、北上の後ろから見てる少年、ナルト。

[メイン] 北上 : 心配ごとの種。それは”ブラックハウンド”が逃げ出した理由
”娘”のためだとしたら、こちらで研究することに乗るかどうか…

[メイン] うずまき ナルト : 戦闘面でも……そして、頭脳面でも、全部すごかった
炎の姉ちゃんと、そして戦艦の姉ちゃん。
……二人は、オレにとっての……目標だってばよ!だから……!

[メイン] うずまき ナルト : しっかりと!目に焼き付けるってばよ……!!

[メイン] うずまき ナルト : ✨✨👀

[メイン] 北上 : 「……そんな目で見ても、お菓子とかは上げないよ~」
適当に冗談を言ってあしらう
あたしはこういう目で見られるのは苦手。だから子供も苦手なのだ

[メイン] うずまき ナルト : 「なっ!?オレはお菓子ごときじゃ釣られねーってばよーー!!」
ムキになって、子どもっぽく跳ねながら怒りだす。

[メイン] 北上 : 「最後の仕事が終われば打ち上げ兼加入記念パーティーしてあげるからさ
 今は、やるべきことをやってあげるんだよ」

[メイン] ブレイズ : 北上に、うんうん、と頷いて。

[メイン] ブレイズ : 「それに、ナルトくんだって話したいこともあるんでしょ?
 相手がジャームだとか、オーヴァードとか関係なしに」

[メイン] ブレイズ : 「一人の人間────舞ちゃんのお父さんに、さ!」

[メイン] うずまき ナルト : 「!!! ……記念、パーティー……」
それは、今までナルトが参加してこなかったもの。
孤独ゆえに、味わったことがない、キラキラとしたもの。

[メイン] うずまき ナルト : 「─────!!……炎の姉ちゃん……」

[メイン] ブレイズ : ニッ、とそう笑いつつも。

[メイン] うずまき ナルト : 「……ああ。ていうか……オレ、ジャームとかそういうの
 全然わかんねぇけど……でも、"人"は、"人"だろ?」

[メイン] うずまき ナルト : 「……オレにできることなんて、何もねぇけど
 だからって何もしないのは、ぜってー嫌だってばよ!」

[メイン] ブレイズ : その言葉に、目を見開く。
……フフ、日本ってのは……本部に比べれば生ぬるいけど……
……だからこそこういう考えの子も、いてくれるわけだ。

[メイン] ブレイズ : 「いよっし!
 それじゃその熱が冷めないうちに、行くとしましょ!」

[メイン] うずまき ナルト : 「!! 押ッ忍!師匠!!」
勢いよく腕を引きながら。

[メイン] 北上 : 「おー!」
その勢いに微笑みつつ、”ブラックハウンド”の居場所まで案内する

[メイン] うずまき ナルト : どぉおーーーーん!!!
"ブラックハウンド"が収容されている部屋の扉を思いっきり開けるナルト。

[メイン] うずまき ナルト : 「失礼するってばよ!!舞の父ちゃん!!!」
元気な大声で、自信に満ち溢れた顔で、ブラックハウンドを見やる。

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「……ここにいる、ということは…”ブルーフレイム”を説得できたのかい…?」

[メイン] うずまき ナルト : 「へへ!!頼れる姉ちゃん二人が……やってくれたってばよ!」
まるで自分のことのように、誇らしげに胸を張る。

[メイン] うずまき ナルト : ブレイズも北上も、ナルトにとってはもう、"家族"のようなものだったからだ。

[メイン] うずまき ナルト : な!な!とブレイズと北上の顔を相互に見上げる。

[メイン] ブレイズ : そんな眩しい視線を受けて、うぉっと怯むも。
ナルトの問いにこくりと頷いて。

[メイン] ブレイズ : 「と言っても、私たちがある”条件”を飲んだら、ってことだけどね」

[メイン] 北上 : 「そーそー、その条件をこれから満たさないといけないわけでー」

[メイン] ブレイズ : うんうん、と頭を何度か上下して。

[メイン] うずまき ナルト : 師匠の真似をするように、知ったかぶりなのか
うんうん、と同じ回数頷く。

[メイン] ブレイズ : 「それを言う前に、”ブラックハウンド”。────いや、舞ちゃんのお父さん。
 あなたは……罪を一身に背負ってみせるって言って見せたよね?」

[メイン] ブレイズ : 同じ真似をするナルトに内心クスッとしながらも、猫耳をぴくりと動かして、ブラックハウンドへと。

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「ええ。今回の事件は全て、僕の我儘が原因ですから」

[メイン] ブレイズ : 「────どうして、そんなに彼女に拘るの?」

[メイン] ブレイズ : 真剣な眼差しで、ブラックハウンドへと向ける。

[メイン] ブレイズ : 「あなたと彼女のつながりは、悪く言ってしまえば研究対象でしかなかったはず。本当の父と娘でもない。
 ……なのにどうして、あなたはあの子のために、身を尽くすの?」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………!」

[メイン] うずまき ナルト : ─────それは、ナルトも気になっていたことであった。

[メイン] うずまき ナルト : 何故か?簡単だ。
……親が、子どもと思う存在に抱く感情。それをナルトは、知る余地すらない。

[メイン] うずまき ナルト : だからこそ、知りたい。

[メイン] ブレイズ : 舞はミクロビキニのRB。まかり間違っても人間から生まれる生き物ではない。
だというのにもなぜ、彼は舞のことを娘のように扱うのか。

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「……そうですね…
 始めは、ただの研究者とその被験体という関係でした」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「僕は、死んだ娘を生き返らせるためにこの研究を始めました。
 同じ志を持つ者と手を組んで」

[メイン] ブレイズ : 「…………!」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………」
真剣な眼差しで、ブラックハウンドの紡ぐ言葉を聞く。

[メイン] ブレイズ : ”ブルーフレイム”と同じ……死者蘇生の研究。
同じチームで研究していたとは聞いていたけど、やっぱり……

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「いつからでしょうね。舞に自分の娘の姿を重ねるようになったのは…
 彼女は、僕の娘ではないのに…」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「しかし、研究が思うように進まず、舞により危険度の高い実験を行うことが決まった時…」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「僕はようやく、それは娘を思い出しているのではなく。
 舞のことを娘と同じように愛しているのだと気が付いた」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 実験の様子を語る。
あくまで彼女は知的生命体であり、心身の状態がベストなことに意味がある。
そして、研究チームの中で自分が父親役を買って出ていた。偽りの親子愛を、舞に埋め込むために。

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「あなた方も見ていると思います。彼女の強い意志が発現したとき、力が引き出される
 それを人為的に起こすために、家族役が必要だった。最初はそれだけだったはずなんですけどね…」

[メイン] うずまき ナルト : 「─────!!」
……そういえば、オレがこの姿になった時……。

[メイン] うずまき ナルト : 近くに……舞が、いてくれたってばよ。

[メイン] うずまき ナルト : ……強い"意志"、か。そっか……。
………そういえば、お礼、言ってなかったな……。
ありがとう………舞。

[メイン] ブレイズ : ……オーヴァードは人の心身に影響され、力を引き出す。
そう言った実験はUGN内部でも行われており、理解がないわけではなかった。

[メイン] ブレイズ : ……ただの仕事相手だったはずなのに家族に見えた、か。……私も人事じゃないな。

[メイン] ブレイズ : 一瞬感じた望郷を振り払い。

[メイン] ブレイズ : 「……もしかすれば、死者蘇生はあなたにとってはもう必要のないことかもしれない。
 でも、その実験で────贖罪と、舞ちゃんにもう一度会う。
 それが可能だとするなら、どうする?」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「…………!」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「それは……そんなことが、可能なのですか?」

[メイン] ブレイズ : こくり。その問いに、頷き────そして、目配せするように、隣を見る。

[メイン] 北上 : その視線を受け取り

[メイン] 北上 : 「そうだよ~。条件は、UGNで実験を行うこと。
 と、あとは浸食率を100%未満にすること~」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「実験と浸食率…」

[メイン] 北上 : 「どう?メリットは多いと思うんだけどな~
 UGNはFHよりお金持ってるしさ」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「……一つ、聞いてもいいですか?
 …その実験は、舞を犠牲にするようなことに…なりませんか?」

[メイン] うずまき ナルト : だんっ!と一歩、前に踏み出す。

[メイン] うずまき ナルト : 「そんなことには、ぜってぇにさせねぇってばよ!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 叫ぶように、そう宣言する。

[メイン] うずまき ナルト : 「……オレにできることなんて、なんもねーけど、でもよ!」

[メイン] うずまき ナルト : 力こぶしを作るように、腕を曲げてみせて。

[メイン] うずまき ナルト : 「研究って、何すんのか分かんねぇけど!でもよ!
 力仕事とか、あったりすんだろ!?それなら……!
 オレ!そういうの得意だし、手伝うってばよ!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「んでんで!!ちゃんと舞が、安全かどうかも!!
 オレの目で、しっかりと……!!!見るってばよ!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「………舞の父ちゃん!……オレは……オレは
 ちゃんと、"父ちゃん"って、名乗っていいと、思ってるってばよ」

[メイン] うずまき ナルト : 「血の繋がりだとか、そんなのは関係ねェ……
 ……自分の"子ども"のことについて、そうやって真剣に考えられるなら
 もうそれは……立派な!父ちゃんだろ!!?」

[メイン] うずまき ナルト : 「……だからこそ!!オレからも……お願いしたいことが、あるんだってばよ」

[メイン] うずまき ナルト : 「……舞と、一緒にいてやって、ほしい
 ……ただ、それだけだってばよ……
 親がいねぇって…………苦しいん、だってばよ……」
目線を少し、落としながら。

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「……そう、か……」

[メイン] うずまき ナルト : ─────ナルトの胸に中に、もやもやと疼くものがあった。
自分の子どものために、自分の子どもから離れようとする親の姿。
たとえそれが、自分の子どもの為になる、としても……。

[メイン] うずまき ナルト : ナルトは……納得が、いかなかった。

[メイン] うずまき ナルト : 「………舞はさ」

[メイン] うずまき ナルト : 「見捨てられて、すっげぇ……悲しそうな目、してたってばよ」

[メイン] うずまき ナルト : 自分の胸に、握りこぶしを当てながら。
……胸の痛みを、グッと堪えながら。

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「…そんな風に、思ってくれていたのか……」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「……親は、一緒にいたほうがいい…
 確かに、それは…当然のことだな」

[メイン] うずまき ナルト : その言葉に、強く頷く。

[メイン] うずまき ナルト : ……己の目元を、腕でゴシゴシと拭きながら。

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「僕は、また大切なことを見落としていたようだね」

[メイン] 北上 : 「どうよ、子供にここまで言わせて乗らないは無いでしょ?」

[メイン] うずまき ナルト : 真っ直ぐと、ブラックハウンドを見ながら
"答え"を……待つ。

[メイン] ブレイズ : ナルトの答え、北上の言葉。それぞれを耳にして、ニッ、と笑いながら。

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「ああ…ありがとう、ナルトくん…皆さん」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「こんな僕に、チャンスをくれて…」

[メイン] うずまき ナルト : 「……へへへ!」
ニッ!と笑う。

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト : ロイス取得
"ブラックハウンド" 〇尊敬/不安
─────立派な、父ちゃんだってばよ!

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] ロイス : 4 → 5

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] 暁美ほむら : 「………」

[メイン] 暁美ほむら : 壁越しに、やり取りを聞いていたほむらは
己に成せる事は何も無いと判断した

[メイン] 暁美ほむら : …だが、このまま黙って姿を消す事は
更に無意味だろう

[メイン] 暁美ほむら : ……正直に言えば、話が纏まってるのに
一旦敵対した自分が顔を出すのは、気が重かったが

[メイン] 暁美ほむら : 「どうやら…ええ。 あなた達のやり方が正解だったみたいね」

[メイン] 暁美ほむら : せめて、大人しく恥を晒しておこう
友人は、きっとそうしろと言うだろうから

[メイン] 暁美ほむら : いつも通りの仏頂面が、悔いか惑いか恥じらいかと、更に硬さを増したまま。
ほむらは室内に訪れる

[メイン] 北上 : 「ほむらっち、どったの~表情硬いよ~」
そんなことを言いながら、ほむらに近づいて

[メイン] 北上 : 「ほらほら、そんな硬くしてるとべっぴんさんが台無しだぞーってね」
片頬をつっつく

[メイン] 暁美ほむら : 「元からよ」

[メイン] ブレイズ : 「……ん! そうそう、それにほら~
 何だかんだ、ここに来てくれたわけだしね?」

[メイン] 暁美ほむら : いつも通り髪を靡かせ……よく見ると、若干青筋が浮かんでいる

[メイン] ブレイズ : と、北上の反対側で、片頬をつつきながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「………!!……ほむら……」

[メイン] うずまき ナルト : 「……へへ、なーんだ、やっぱ……来てくれたんじゃねぇか
 おめー、もしかして……」

[メイン] うずまき ナルト : 「素直じゃねぇんだな?」
頭の後ろに腕を回しながら、へへへっ!と悪戯な笑みをほむらへと向ける。

[メイン] ブレイズ : あの場で「暁美ほむら」は辞退宣言をした。
だからこそ、ここに来る意味は彼女にとってはないはずだが────
少なくともこの事件の結末を、自分で見届けようと思ったのだろう。

[メイン] 暁美ほむら : 「これでも、素直になった方よ」

[メイン] うずまき ナルト : 「嘘吐けー!!」
ギャグ顔で、ほむらを指差しながら。

[メイン] 北上 : 「素直じゃないところが素直なんだよ、ほむらっちは」
もう片手でナルトの頭をポンポンと撫でつつ

[メイン] 北上 : 「……大丈夫だよ、”ブルーフレイム”のことは
 今回のほむらのお陰で、それなりにデータ収集できたし~? 次に戦うときは負けないっしょ」
相変わらず眼だけ真面目で

[メイン] うずまき ナルト : 「わわっ!?な、何すんだってばよー!?
 て、てかこれだと!?オレまで子ども扱いみたいじゃねぇか!?」
と反発しつつも、素直に頭を撫でられ、少し心地良さそうにしながら。

[メイン] ブレイズ : ……あの戦闘で、データを作ってたわけね。北上ってば抜け目ないし。
それに……確かに、攻撃を防ぎ切ったのはほむらだ。
……私は引いたけど、もし戦いになったなら……次はどうなるか、わかんなかったってわけか。

[メイン] ブレイズ : 「寝てるんだか起きてるんだかわからないのに、ほーんとやる事は澄ませるんだから」
と、降参の意味で手を上げて、北上に目を送りつつも。

[メイン] 北上 : 「照れますな~」

[メイン] うずまき ナルト : 「!?………す、すげぇな……戦艦の姉ちゃん……」
感服の目線を送りながらも。

[メイン] 暁美ほむら : …そんな事を考えていたの。考えはあると思っていたけれど……

[メイン] うずまき ナルト : 「………その割には、あんまり大人っぽくねぇけど」
ぼそり!
しっかりしてるように見えないとか、そういう意味だと思われる。

[メイン] 北上 : 「いつまでも若いってことかな~?」
頭を撫でていた手を、今度は顔ごと握るように力を込めて

[メイン] うずまき ナルト : 「ぐごぉおおッッ!?!」

[メイン] うずまき ナルト : 「ス、ススススストップだってばよおおお!?!?
 あいだだだだだ!?変な音!!オレの頭から変な音が!!
 ミシミシ言ってるってばよおおお!?!?」

[メイン] うずまき ナルト : ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!と連呼して謝るナルト。

[メイン] 北上 : 「まったく子供はこれだから~」
握る手を緩めて外し

[メイン] うずまき ナルト : 「ぜぇ……ぜぇ……!」
解放され、項垂れるように、膝に手を着く。
……戦艦の姉ちゃんは怒らせると怖い。それを学んだナルトであった。

[メイン] ブレイズ : そんな二人の様子に、あっはっは!と、けらけらと笑いつつも。

[メイン] 北上 : 「さてと、契約の方は成立ってことでオーケーかな?」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「……ああ。」

[メイン] ”ブラックハウンド” : MBUGN支部の面々を一人一人見ていく

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「ナルトくん、君は僕に勇気をくれた」

[メイン] うずまき ナルト : 「………!……へへ!」
鼻の下を指で擦りながら。

[メイン] ”ブラックハウンド” : ナルト 〇感服/悔悟

[メイン] system : [ ”ブラックハウンド” ] ロイス : 0 → 1

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「ブレイズさん、君は僕に希望をくれた」

[メイン] ”ブラックハウンド” : ブレイズ 〇信頼/悔悟

[メイン] system : [ ”ブラックハウンド” ] ロイス : 1 → 2

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「北上さん、君は僕にチャンスをくれた」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 北上 〇誠意/悔悟

[メイン] system : [ ”ブラックハウンド” ] ロイス : 2 → 3

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「そして、暁美さん……君はこんな僕も、見放さずいてくれた」

[メイン] ”ブラックハウンド” : ほむら 〇誠意/悔悟

[メイン] system : [ ”ブラックハウンド” ] ロイス : 3 → 4

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「君たちは、僕に絆の大切さを教えてくれた」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「僕は、舞を幸せにしてやりたい。それを、叶えるために尽力してくれた。
 何度感謝してもしきれないほどに」

[メイン] ”ブラックハウンド” :  

[メイン] ”ブラックハウンド” : 侵蝕率120% ロイス4個

[メイン] ”ブラックハウンド” : 120-(4+4)d10 2倍振り (120-8D10) > 120-42[6,9,1,3,2,5,6,10] > 78

[メイン] system : [ ”ブラックハウンド” ] 侵蝕率 : 120 → 78

[メイン] ”ブラックハウンド” :

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「これから、僕たちを…よろしくお願いします。皆さん」

[メイン] ”ブラックハウンド” : 舞を守る。1つの感情に支配されて、それ以外何も見えなくなっていた
それを、皆が変えてくれた

[メイン] ”ブラックハウンド” : 「この恩は、必ずや。成果を以て返します。
 舞と共に、マイクロビキニに苦しむ人を助けるための、誰も悲しまなくていい方法を…見つけ出して見せる」

[メイン] うずまき ナルト : ─────無言で、拳を突き出し。
ニッ!と笑う。

[メイン] ”ブラックハウンド” : その拳に、慣れないながらも自身の拳を合わせる

[メイン] うずまき ナルト : ─────人の繋がりとは、まるでマイクロビキニのように
細い糸のような、か細いものなのかもしれない。

[メイン] うずまき ナルト : だけれども、それは"想い"によって……強く、硬く、切れないものとなる。

[メイン] うずまき ナルト : "絆"というのは、そういうものなのだ。

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト : そして、"ブラックハウンド"は、舞と共にUGNMB支部内にある
MBラボの一員として、MBの可能性を研究することとなり
……舞もまた、"ミクロビキニ"に至るための研究材料として
親子共に、向かうこととなるのだが……。

[メイン] うずまき ナルト : それはつまり─────ナルトと、しばしの別れになることを意味していた。
もちろん、ナルトの言葉に二言は無い。
肉体労働のために、MBラボに足を運び、研究の手伝いをする予定なのだが。

[メイン] うずまき ナルト : それは、毎日ではない。
─────何故なら、ナルトは……北上率いる支部の、一員となったからだ。

[メイン] うずまき ナルト : 以降、ナルトは"日常"を守るための守護者として
戦いの日々に、身を投じることとなる。
……もしかしたら、この先の戦いで命を落とし、舞と本当の別れになることすら
起こり得てしまうものでも……ある。

[メイン] うずまき ナルト : だからこそ─────最初の"友達"は、大事にしたい。

[メイン] うずまき ナルト : 「………へへ!良かったな、舞!
 父ちゃんと、ずっといられて!」

[メイン] うずまき ナルト : 頭の後ろに腕を回し、少年のように笑う。
……時刻が来れば、舞は"ブラックハウンド"と共に、MBラボへと向かう。

[メイン] 黒木舞 : 「うん、良かった…」
喜びに頬を染めて

[メイン] うずまき ナルト : その心にあった闇が全て打ち払われたかのような
晴れ晴れとした舞の顔立ちを見て、心の底から
"良かった"、そう思うナルトであったが………。

[メイン] うずまき ナルト : 「………オレ、暇が作れたら、ぜってーに……
 また、舞に会いに行くから」

[メイン] うずまき ナルト : ……少し、寂しそうな表情を、舞に向ける。

[メイン] 黒木舞 : 「……ありがとう…」

[メイン] 黒木舞 : 「……私、嬉しかった。助けてくれて、スープを分けてくれて…」
つい最近の出来事だというのに、どこか遠い顔をして

[メイン] うずまき ナルト : 「…………!!!」

[メイン] うずまき ナルト : その言葉に嬉しくなり、目を開きながら、唇を嚙みしめる。

[メイン] うずまき ナルト : 「………オレも!!!」

[メイン] うずまき ナルト : だんっ!と一歩、踏み込み。

[メイン] うずまき ナルト : 「色々あったけど……舞と出会えて、オレ……変われた気がするし」

[メイン] うずまき ナルト : 「………あ、ありがとう、な」
少し、恥ずかしくなり、視線を逸らしながら、頬をポリポリと掻く。

[メイン] 黒木舞 : 「…ふふ」
優しく目を細める

[メイン] うずまき ナルト : 「……なっ!?……な、なんで笑うんだってばよー……!」

[メイン] 黒木舞 : 「こうして、友達とおしゃべりするのも…初めてだったから。
 だから、嬉しいの」

[メイン] うずまき ナルト : 「……!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「……へ、へへ……そ、っか……へへへへ……!」
大層嬉しそうに笑う。

[メイン] うずまき ナルト : 「……なぁ!舞!……オレ達、離れてても……ずっと、"ダチ"!
 ……だよな?」

[メイン] 黒木舞 : 「うん、もちろん…!」

[メイン] うずまき ナルト : 「─────!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「………言ったな?嘘吐いたら……嘘吐いたら……
 ……うーーーん、そうだなぁ……」
腕を組みながら、うんうんと唸り。

[メイン] うずまき ナルト : 「………どうしよ?」
ちらっ。

[メイン] 黒木舞 : 「そういう時はこうするものだって、お父さんが教えてくれた」
小指を差し出す

[メイン] うずまき ナルト : 「………!……こ、こうか……?」
舞の小指に、自分の小指を絡める。

[メイン] 黒木舞 : 「そう」

[メイン] 黒木舞 : 『指切りげんまん噓ついたら針千本飲ます、指きった』
まるで儀式のように厳かに宣言すると

[メイン] うずまき ナルト : は、針千本……!?
……あ、ああ!嘘吐いたら、そうだな!!

[メイン] 黒木舞 : 「私、これをお父さん以外とやるの、初めて」
微笑みながら

[メイン] うずまき ナルト : 「………!……へへへ」
なんだかナルトも嬉しくなり、笑いが零れ。

[メイン] うずまき ナルト : 「……"またな"、舞」
真っ直ぐと、舞の赤色の瞳を見て。

[メイン] 黒木舞 : 「…うん、またね。ナルト」

[メイン] うずまき ナルト : ─────そして、小指を外し。

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト : ロイス取得

[メイン] うずまき ナルト : 黒木 舞 〇友情/不安

─────離れていても、ずっと……"ダチ"だってばよ!

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] 暁美ほむら : ほむらED『暇乞い』

[メイン] 暁美ほむら :  

[メイン] 暁美ほむら :  

[メイン] 暁美ほむら : 室内に置いて武器、防具を分解。調整しながら
ほむらは、思案に暮れていた

[メイン] 暁美ほむら : 「…まだ、私は弱く。想定も甘い」

[メイン] 暁美ほむら : ならば、強化に勤しむべきだ
レネゲイドを練り上げ、更に強く力を引き出し。世界の蹂躙を許さず、戦う

[メイン] 暁美ほむら : 理想に遠い身を、煮えたぎる程に憎みながら。ほむらは出立の準備を終える

[メイン] 暁美ほむら : ふと、巻き込まれ、一方的な被害者の身の上で何やら同情をする
人が良すぎる少年の言葉を思い出し、苦笑いを浮かべる

[メイン] 暁美ほむら : 「……今の世界を守る」

[メイン] 暁美ほむら : その意味は……秘めて行こう。
明かそうが、分かち合う事は出来ない願いなのだから

[メイン] 暁美ほむら :  

[メイン] 暁美ほむら :  

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト : Engind『BONDS』 登場:任意

[メイン] うずまき ナルト : ─────こうして任務を無事に終えたオレは、戦艦の姉ちゃんの支部に
住み込みで働くことになったってばよ!

[メイン] うずまき ナルト : ほむらは、まだまだ至らないところがあるだとか、どうだとかで……
出て行っちまったけど……オレは、別にそうは見えなかったけどな?
オレよりも経験積んでるし、何よりつえーし、学びてぇこととか色々あったけど……。

[メイン] うずまき ナルト : ……またいつか、会えんだろ、きっと!

[メイン] うずまき ナルト : 胸に新たな希望を抱きつつも─────ナルトは。

[メイン] うずまき ナルト : 「……しししし!!」
悪戯な笑みを一つ。

[メイン] うずまき ナルト : 支部内で、自身の歓迎パーティーを開いてくれるとのことで。
すっかり、オフモードのナルトは、従来のイタズラな少年と化し。

[メイン] うずまき ナルト : こっそりと……北上とブレイズが飲む飲み物に
棚にあった、誰が飲んでるのか分からない、度数の高いウイスキーを……。

[メイン] うずまき ナルト : とくとくとくとく……。

[メイン] うずまき ナルト : 「……これでよぉ~~し……!!うしししし……!!」

[メイン] うずまき ナルト : ウイスキーを棚に戻しながら、悪い笑みを浮かべる。
普通に悪ガキ、クソガキな行いだが。
こう見えても、ナルトなりに、二人に甘えているのだ。

[メイン] 北上 : 「さーてと、そんじゃ歓迎パーティーと行っきましょー」

[メイン] うずまき ナルト : 「!!」
来た来た……!!

[メイン] うずまき ナルト : ソファに、どっしりと座るナルト。

[メイン] うずまき ナルト : 「へへへ!遅いってばよ戦艦の姉ちゃん!炎の姉ちゃん!」

[メイン] 北上 : 「ごめんね~。ちょっと書類仕事とかあってねぇ」

[メイン] ブレイズ : 「いやぁ、北上と半分こしてたんだけどどーにも終わんなくてね〜」

[メイン] ブレイズ : あはは、と手を頭に着けて笑う。

[メイン] うずまき ナルト : 「ぶーぶー!オレの歓迎会よりも優先することって
 なんだってばよー!!」
腕をぶんぶん振り、駄々っ子のようになりながら、楽しそうにする。

[メイン] うずまき ナルト : 心の底から、楽しそうな笑顔のナルト。
今まで"独り"だったからこそ、自分を迎えてくれる二人に
もっと、もっと!じゃれつきたい、そんな想いに駆られているのだ。

[メイン] ブレイズ : 実際のところ、半分どころか8割は北上が仕上げていた。
ブレイズは書類仕事を得意としていない、強襲専門のエージェントである。

[メイン] 北上 : 「悪かったって~、ほら乾杯するよー」
グラスを持つ

[メイン] うずまき ナルト : 「っしゃーー!!」
少し悪い笑顔が漏れながらも、オレンジジュースの入ったグラスを持ち上げる。

[メイン] ブレイズ : 「どうどう!大人には色々あるんだよ〜!
 うっし、それじゃー…」

[メイン] ブレイズ : と、グラスを持ち上げて笑いかける。
何一つ怪しむ様子もなく。

[メイン] うずまき ナルト : うずうず……!

[メイン] 北上 : グラスを手に持つと、その中の香りが漂ってきて…気づく

[メイン] 北上 : (お、これアルコールが入っているな~。まったく悪ガキなんだから)
ナルトのほうをちらりと見やり

[メイン] うずまき ナルト : 「………!?」
ギクッ。

[メイン] うずまき ナルト : 「……ピィ~♪ピィ~♪」
そっぽを向き、口笛を吹く。

[メイン] うずまき ナルト : や、やべぇ……!?戦艦の姉ちゃんには、バレちまったか……!?

[メイン] 北上 : 「え~、本日はお日柄もよく、皆さん集まっていただき誠にありがとうございます────────」
あえて長々と前口上を述べながら、そんなナルトの反応をしばし楽しんだ後

[メイン] うずまき ナルト : う、うぅぅぅ~~~~……!!前挨拶が超長いってばよ~~~~~……!!!

[メイン] ブレイズ : 「えぇ〜!! そんな長いのはいいからぁ!
 せっかくのお疲れ様会なんだから、早く楽しもうよ〜!」

[メイン] うずまき ナルト : 「!! そ、そーだそーだ!!」

[メイン] ブレイズ : ぶーぶー、と唇を尖らせて北上に抗議。
全くと言っていいほど気づいていない。

[メイン] うずまき ナルト : ハラハラの真っ最中なナルト。

[メイン] 北上 : 「あーもうわかったよ~」

[メイン] 北上 : 「じゃ、かんぱーい」

[メイン] うずまき ナルト : 「かんぱ~~~~~~~~~~い!!」
グラスを高く上げ、カツン、と心地良い響きを鳴らす。

[メイン] 北上 : グビッ!

[メイン] うずまき ナルト : グビッ!

[メイン] ブレイズ : 「いよっし、かんぱぁ〜〜〜〜〜い!」

[メイン] ブレイズ : グビッ!

[メイン] 北上 : とアルコールのことを気にせず一気に飲み

[メイン] うずまき ナルト : オレンジジュースを飲みながら……二人の反応を見るように
ちらちらっ!

[メイン] ブレイズ : 「ん、このオレンジジュース美味しいね〜!
 ナルトが用意してくれたの?」

[メイン] うずまき ナルト : 「えっ!?!?あ、ああ!!そうだってばよ!!
 へ、へへーーん!!オレの入れたジュース、美味しいだろ!」

[メイン] ブレイズ : ぷはぁっ、と一気飲み。
空のグラスをからんと揺らして、ナルトへと目を向ける。

[メイン] ブレイズ : ナルトの目には、ブレイズは酒に酔った様子もなく。
平然としているように見えた────が。

[メイン] 北上 : 「そだねぇ…美味しいね~」

[メイン] ブレイズ : 「ところでこれ────」

[メイン] ブレイズ : 「………………」

[メイン] うずまき ナルト : ドキドキドキドキドキドキドキ……

[メイン] ブレイズ : ────カランッ!

[メイン] ブレイズ : ブレイズの手から、グラスが滑り落ちる。

[メイン] うずまき ナルト : 「………………!?」

[メイン] ブレイズ : 顔は伏せて、一見その様子も見えなかった。
が。

[メイン] うずまき ナルト : ……や、やべ……!?もしかして……や、やり過ぎた……!?

[メイン] うずまき ナルト : 「だ、大丈夫、か………!?」
心臓、バクバクバクバク。

[メイン] 北上 : 「ふ~…」
そんな様子をニヤニヤしながら見てる

[メイン] ブレイズ : ゆらり…と、体の様子がおかしくなり。

[メイン] ブレイズ : 「……何がらいじょうぶよ!!
 私はね、いつらって……平気なんらから!」

[メイン] ブレイズ : 完全に────酔っ払っていた。

[メイン] うずまき ナルト : 「…………!?!?!?」

[メイン] うずまき ナルト : ビクゥッ!?と体を跳ね上がらせながら。

[メイン] うずまき ナルト : や、やべぇ……!!全然大丈夫そうに見えないってばよ……!!!
完全にやり過ぎちゃったってばよ……!?!?!?

[メイン] うずまき ナルト : おろおろするナルト。

[メイン] ブレイズ : 何を隠そう、ブレイズは酒に特別強い訳では無い。
しかしブレイズはそんな体でも酒を飲み続けている。お陰で時々嘔吐しているのが見られる。

[メイン] ブレイズ : そのため、ブレイズへの酒を与えることは、この支部ではちょっとしたタブーとなっており。

[メイン] ブレイズ : 「らずね、きたかみ!!!」

[メイン] ブレイズ : 「あんた、こんかいの事件、どーーーおもってるわけ!?」

[メイン] ブレイズ : と、ニヤニヤとしていた北上に火が移る。

[メイン] うずまき ナルト : 「!?!?!?」
すっかり姿勢をピン!と伸ばして座り、北上の方へと視線が向かう。

[メイン] 北上 : 「どーって、平和裏に終わってよかったと思ってるよ~」
思わぬ鉾の移り変わりに、内心焦りながら

[メイン] ブレイズ : 「そうよ!!!!!!!」

[メイン] ブレイズ : 「だから、それが出来たのは……北上のおかげなんらから!!!」

[メイン] ブレイズ : 「褒めさせなさい!!!」

[メイン] ブレイズ : と────

[メイン] ブレイズ : 【熱い抱擁】鮮血の一撃+コンセントレイト:ブラムストーカー

[メイン] ブレイズ : 12dx7+20 (12DX7+20) > 10[2,3,3,4,5,5,5,6,7,9,9,10]+10[2,3,4,8]+1[1]+20 > 41

[メイン] ブレイズ : ゆらりと、体を揺らし……

[メイン] ブレイズ : エフェクトを使った全力突進で、北上にハグを仕掛けようとする!

[メイン] うずまき ナルト : 「!!?!?!??!!?!?!?!??!?!?!?」

[メイン] 北上 : 「うおおおおおおおっ!?」

[メイン] ブレイズ : 酔っ払ったブレイズの手に負えない部分は、エフェクトの行使を一切厭わないことであった。

[メイン] 北上 : 流石に避けきれない!

[メイン] ブレイズ : そんな北上を捕まえて────熱いハグ!!!!
※物理的に

[メイン] ブレイズ : 「よーーーしよしよし、頑張ったわねーーーーー!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「あわわわわわわわわわわわわわわ………」
色々刺激的な光景を目の前にして、パニックになるナルト。

[メイン] 北上 : 「…あ、暑苦しいよぉ~……」
いたずらの片棒を担いだことを後悔しながら

[メイン] ブレイズ : そして、わしわしわっし!!と、頭を無遠慮に撫で回す。
髪はもうぐっちゃぐっちゃになるくらい。

[メイン] うずまき ナルト : ……て、ていうか……そうじゃん!?
炎の姉ちゃんも、戦艦の姉ちゃんも……か、格好が………!!

[メイン] うずまき ナルト : 任務中は、任務に集中していたため気が付かなかったが……。
裸同然のお姉さんが、胸の形が変形するくらいに抱き合っているのだ。
そんなもの、中1の少年にとって、刺激的でないわけがなかった。

[メイン] 北上 : 「うごごごごごご」
ブレイズを無理やり引き剥がそうとしている

[メイン] ブレイズ : もちろん体の色んな部分が触れ合ってるので、それはまぁ色んな意味で危なくなってはいる。

[メイン] ブレイズ : 「なんだよーー、つれないなぁーーーー」

[メイン] ブレイズ : ぐぐぐっ、とすごい格好で引き剥がされていく。
顔が色んな方向に向きつつも。

[メイン] ブレイズ : 「……あらぁ〜〜〜〜〜?」

[メイン] ブレイズ : ギンッ!と、二人の揉み合いを見ていたナルトに目が向く。

[メイン] うずまき ナルト : 「!?!?!?!?!?」

[メイン] うずまき ナルト : 「ほ、炎の姉ちゃん……?な、なん、だってばよ………?」
たらりと、冷や汗が一つ、首筋を伝っていく。

[メイン] ブレイズ : 「覗きはいけないよ、ナルトくん……
 いやぁ、ナルト……」

[メイン] うずまき ナルト : 「え゛っ!?の、覗きって……!?だって、目の前で……!?」

[メイン] 北上 : 「そ、そーだぞナルト少年」

[メイン] ブレイズ : にっこりと、笑顔を向けてナルトへと。

[メイン] ブレイズ : 北上からは、ゆっくりと離れてはいるが。
その分……徐々にナルトへの距離が近まっていく。

[メイン] うずまき ナルト : 「えっ!?えっ!?」

[メイン] ブレイズ : 「うんうん!きたらみもそう思うか!
 それにほら!」

[メイン] うずまき ナルト : すっかり腰が抜けてしまい、姿勢が崩れる。

[メイン] ブレイズ : 「今回キミ、新人なのに……無理言って任務に参加してくれたよね〜
 そのご褒美……まだ、貰ってないんじゃなーーい?」

[メイン] ブレイズ : ニヤリ。その隙を逃さない。

[メイン] うずまき ナルト : 「!?!?! い、いや!ご褒美って……!
 こ、この歓迎会が、ご褒美なんじゃ……?
 な……な……何を、するつもりだってばよ……!?」

[メイン] うずまき ナルト : あわわわわわ……と怯えながら、滝のようにだらだらと汗を掻く。

[メイン] ブレイズ : 【熱い抱擁】鮮血の一撃+コンセントレイト:ブラムストーカー

[メイン] ブレイズ : 12dx7+20 (12DX7+20) > 10[1,1,2,3,3,5,6,7,9,10,10,10]+10[3,3,3,5,8]+1[1]+20 > 41

[メイン] うずまき ナルト : うわあああああああああああああああああああ!!!!

[メイン] うずまき ナルト : (10+1)dx+10 ドッジ!!!!!!!!! (11DX10+10) > 10[1,2,4,4,5,6,6,7,8,8,10]+9[9]+10 > 29

[メイン] うずまき ナルト : ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!

[メイン] ブレイズ : 熱気を発する血を纏い、ブレイズは突撃する!!!

[メイン] ブレイズ : 「逃がしま────せん!」

[メイン] ブレイズ : 熱いハグ(※物理的に)を交し、自分よりも小さい体のナルトを包み込む。
その温度自体は摂氏70度。サウナと同じくらいであった。

[メイン] うずまき ナルト : 「もごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごご!?!?!?」

[メイン] うずまき ナルト : 柔らかな女体と、そして地獄の火炎が如く、自身を包む熱量に
思考力を悉く奪われていく─────。

[メイン] 北上 : そんな二人の様子を見つつ、じりじりと壁伝いに入口まで移動し…

[メイン] うずまき ナルト : 生物的本能で、生存を目指すために、ジタバタジタバタ!と
小さな体で、腕と足をばたつかせることしかできず。

[メイン] 北上 : 「…………ナルト少年、最初の支部長命令を与えます
 ブレイズをどうにかしてねぇ、自・己・責・任♡」

[メイン] うずまき ナルト : 「も、もごごごごごごーーーーーーーーーーッ!!!?」
※た、助けて戦艦の姉ちゃんんんんん-ーーーーーッ!!!!?

[メイン] 北上 : 「骨は拾ってやるから~~!!」
あばよ~!と部屋から逃げ出す

[メイン] うずまき ナルト : そんなあああああああああああああああああああああああ!?!?

[メイン] ブレイズ : そして────部屋には静寂が満ちる。
ナルトの汗が流れ、それがブレイズによって蒸発するという、ロウリュもびっくりな温度上昇が起きてはいる。

[メイン] ブレイズ : 「……フフフ」

[メイン] ブレイズ : 「……ナルト、二人っきりになったね」

[メイン] うずまき ナルト : 「もごごごごごッッ!?」

[メイン] ブレイズ : と、今度は熱いハグをパッと止めて。
髪をかきあげて、ナルトへと目を向ける。

[メイン] うずまき ナルト : 「………!?……ぶはぁっ……!ぜぇ……ぜぇ………」

[メイン] うずまき ナルト : 「……………?」

[メイン] うずまき ナルト : 体中に、まるでシャワーを浴びたかのような汗を帯びながら。
常人では、もう既に死んでもおかしくないような状況下で
ブレイズを見上げながら。

[メイン] ブレイズ : 「ご褒美あげるって言ったでしょ?
 だから……お姉さんが、あなたに1個だけあげようかなー、って」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………え゛っ……!?」
さ、さらに……!?これ以上は、死んじゃうってばよ……!?

[メイン] ブレイズ : 汗まみれなので、どこか艶やかな顔つきで見つめる。

[メイン] うずまき ナルト : 「………っ!!?」
どきっ!?と、心臓が跳ね上がる。

[メイン] ブレイズ : 「……ナルトは、キスってしたことある?」

[メイン] うずまき ナルト : 「!? ……ね、ねぇ……けど……?それが……どうした……ってばよ……?」
目を、ぱちぱちとさせながら。

[メイン] ブレイズ : そして────ブレイズはどこか笑いながら。
ゆっくりとナルトへと顔を近づけていく。

[メイン] うずまき ナルト : 「………!?!?」
えっ……!?ええっ……!?!?

[メイン] うずまき ナルト : 「ちょ、ちょちょちょっ!?タ、タンマ!だってばよ……!?
 そ、そ、そそそ、それって……!?
 まっ……!!そ、そういうのは………!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「け……結婚!!!してからじゃ、ないのか………!?!?」

[メイン] ブレイズ : ゆっくりとゆっくりと近づいていく────そして、目と鼻の先に。

[メイン] ブレイズ : 「フフ、大人は違うものだから」

[メイン] うずまき ナルト : 女性に免疫の無いナルト、さらに先程の人間サウナによって
完全に自由を奪われた状態で……抵抗もできず。

[メイン] ブレイズ : 妖しく笑いながら、唇を────

[メイン] ブレイズ : 唇を────

[メイン] ブレイズ : 唇を…………

[メイン] ブレイズ : 「…………」

[メイン] ブレイズ : ブレイズの顔がとたんに真っ青になる。

[メイン] うずまき ナルト : 「っ……………!?!」
異常なくらいに、心臓の鼓動が激しくなっている中……。

[メイン] うずまき ナルト : 「………………へ……?……ほ、炎の、姉ちゃん……?」

[メイン] ブレイズ : ブレイズは、酒に弱い。
ものすごく弱い。それこそ、MB支部ではご法度とされているくらいに。
では何故、酒を飲ますことがダメなのか。

[メイン] うずまき ナルト : おそるおそる目を開き、ブレイズの顔を見上げる。

[メイン] ブレイズ : それは、先程のように暴走して灼熱の抱きつき魔になるから。

[メイン] ブレイズ : そしてもう1つは。

[メイン] ブレイズ : 「…………」

[メイン] ブレイズ : 「…………うっぷ」

[メイン] うずまき ナルト : 「……!?」

[メイン] うずまき ナルト : 悪寒。

[メイン] ブレイズ : 「うっ」

[メイン] うずまき ナルト : 生物的本能が、ナルトに囁いているッ!

[メイン] うずまき ナルト : 今すぐ、逃げろとッ!!

[メイン] うずまき ナルト : ……そ、そんな体力も、残ってねぇってばよ!?!?!?!?!?!!

[メイン] ブレイズ : 「おえええええええええええええええええええええええええっっ!!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「ぎゃあああああああああああああああああああああああああ!?!?!?」

[メイン] ブレイズ : ────ブレイズは思いっきり、ゲロ吐いた。

[メイン] うずまき ナルト : 思いっきり

[メイン] うずまき ナルト : 浴びたのだった─────。

[メイン] うずまき ナルト : ……も、もう……!

[メイン] うずまき ナルト : 「イタズラ、は………こりごり……」

[メイン] うずまき ナルト : 「だってば、よ………」

[メイン] うずまき ナルト : がくっ。

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] 北上 : 宴だ~~~~~~~!!!!

[メイン] うずまき ナルト : 宴だァ~~~~~~~~~~~~~~~!!

[メイン] 暁美ほむら : 宴よ〜〜!!!!

[メイン] ブレイズ : 宴だぁ〜〜〜〜〜〜!!!